人事異動、辞令の時期や内示はいつ?拒否できる正当な理由3選、解雇もある!?

会社員のあなたは、人事異動の時期が来るとドキドキしますね。辞令の時期や内示が出るのはいつごろなのでしょうか?

また、人事異動は命令ですが、拒否できるものなのでしょうか。拒否する場合はよほど正当が理由がいるような気がしますね。解雇になることもあるかも!?心配です。今回の記事では上記について解説致します。一緒に見ていきましょう。

人事異動は突然に・・・

人事異動はプチ転職に近いくらい、インパクトの強い出来事です。私も異動を何度も経験しており、その度に大変な思いをしました。

しかし、人事異動というのは、成長にもつながります。労働者としては、前向きに捉えたいです。でも、内示は早めに出してほしいですよね。可能であれば、異動の半年前くらいから分かっていたらありがたいです。そんな優しい人事異動はまれですが・・通常はギリギリになってから知るというパターンになり勝ちです。

人事異動の内示の時期人事異動は事前に内示があリます。人事異動の内示はいつごろ出るのでしょうか?これはまちまちです。取引先へのご挨拶や引き継ぎなど、色々と忙しいですね。そういう意味でも内示は早ければ早いほどよいわけですが、上司の腹一つ、という現実が有ります。

上司が「そろそろいいだろう」と決めた時期に言い渡される事になります。通常では異動前の1ヶ月くらいでしょうか。

上司が引き継ぎに時間がかかると判断した場合は2ヶ月前程度前に言い渡されるということもあります。私の経験では、3ヶ月前に内示を頂いたことが1度だけありますが、これは、非常にまれなケースだと思います。

いつ、というのは答えがありませんが、あなたが抱えている仕事の負担どあいによります。引き継ぎに数ヶ月かかる、と判断された場合はすこし長めに期間をもうけてくれるでしょうし、転勤を伴う異動の場合も同様です。

人事異動の辞令はいつ出る?

まず、辞令とは、人事異動や転勤、昇進などの命令を出す事です。これは人事部門行う、人材マネジメントの結果を、社員に伝える事な仕事です。

人事部門にとっては、通年で行っている大きなイベントの一つです。辞令を出す時期は一般的に4月、10月頃に行います。これは会社の決算時期から逆算して決めていることがおおいです。

これは会社によってまちまちで、2月3月と7月9月など、いろいろです。年に何回も人事異動が行われる会社も多いです。退職などによる、欠員補充的な意味の人事異動などもあり、5月や7月に出さる辞令もあります。

人事異動の拒否は解雇も?

人事異動に関する項目は会社の就業規則に定めてあります。以下は厚生労働省の発表しているモデル就業規則です。多くの会社がこのモデルを元に就業規則を定めています。

引用:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/model/index.html

(人事異動)第8条

会社は、業務上必要がある場合に、労働者に対して就業する場所及び従事する業務の変更を命ずることがある。

2 会社は、業務上必要がある場合に、労働者を在籍のまま関係会社へ出向させることがある。

3 前2項の場合、労働者は正当な理由なくこれを拒むことはできない。

この就業規則によると、労働者は正当な理由なく、人事異動を拒否することはできない、と書かれています。解雇されるのか?という問題については、されることがある、という言い方になります。

歯切れが悪いですね。どういうことでしょうか。実は就業規則には、懲戒解雇に関する項目が定められています。再び、モデル就業規則からの抜粋です。

労働者が次のいずれかに該当するときは、懲戒解雇とする。

ただし、平素の服務態度その他情状によっては、第49条に定める普通解雇、前条に定める減給又は出勤停止とすることがある。

① 重要な経歴を詐称して雇用されたとき。

② 正当な理由なく無断欠勤が○日以上に及び、出勤の督促に応じなかったとき。

③ 正当な理由なく無断でしばしば遅刻、早退又は欠勤を繰り返し、○回にわたって注意を受けても改めなかったとき。

④ 正当な理由なく、しばしば業務上の指示・命令に従わなかったとき。

⑤ 故意又は重大な過失により会社に重大な損害を与えたとき。

⑥ 会社内において刑法その他刑罰法規の各規定に違反する行為を行い、その犯罪事実が明らかとなったとき(当該行為が軽微な違反である場合を除く。)。

⑦ 素行不良で著しく社内の秩序又は風紀を乱したとき。

⑧ 数回にわたり懲戒を受けたにもかかわらず、なお、勤務態度等に関し、改善の見込みがないとき。

⑨ 職責を利用して交際を強要し、又は性的な関係を強要したとき。

⑩ 第13条に違反し、その情状が悪質と認められるとき。

⑪ 許可なく職務以外の目的で会社の施設、物品等を使用したとき。

⑫ 職務上の地位を利用して私利を図り、又は取引先等より不当な金品を受け、若しくは求め若しくは供応を受けたとき。

⑬ 私生活上の非違行為や会社に対する正当な理由のない誹謗中傷等であって、会社の名誉信用を損ない、業務に重大な悪影響を及ぼす行為をしたとき。

⑭ 正当な理由なく会社の業務上重要な秘密を外部に漏洩して会社に損害を与え、又は業務の正常な運営を阻害したとき。

⑮ その他前各号に準ずる不適切な行為があったとき。

④をみてください。しばしば業務上の指示命令に従わなかった時、とあります。しばしば、という表現が入っているので、人事異動の辞令に従わない、という一つの理由のみで、解雇に至ることはまれでしょう。

しかし、「しばしば」という表現に該当した場合は懲戒解雇の可能性が残っています。つまり、解雇の可能性は高くないが、あるということです。上の条文をもう一度見てみましょう。

前2項の場合、労働者は正当な理由なくこれを拒むことはできない。

人事異動を拒む正当な理由人事異動は正当な理由があれば拒むことができる、と解釈できました。さて、その正当な理由とはどのようなものがあるのでしょうか。

人事異動を拒否できる正当な理由3選

1)勤務地域を限定する労働契約の場合

勤務地や職種を限定して雇用契約を交わす場合が有ります。これに反している場合は正当な理由として人事異動事例を拒否することが可能です。

2)異動自体に合理性がない場合

業務上の合理的な理由が見当たらないのに、別の部署に異動される、明らかに自主退職に追い込むために、遠方に異動するなどの嫌がらせ人事などは合理性がない、と認められる可能性もあります。

しかしながら、これらを立証するのはかなり困難と思います。証拠を集めないと立証できないことのほうが多いと思います。

3)家族の病気や介護などの場合

異動対象の本人しか、家族の面倒をみる人がいない、などの家庭の事情があるのであれば人事異動の辞令は無効とされ、人事異動辞令を正当な理由で拒むことができるでしょう。

拒否するなら内示のタイミング

このように、人事異動は大変難しいものです。従業員の家庭の事情を把握しておく必要が有ります。人事異動を拒むのは、内示があった時がチャンスです。あなたが人事異動になる場合、必ず上司は事前に通知してくれるでしょう。

内示は異動対象の社員の心の準備と、転勤を伴う場合は期間的な準備、仕事の引き継ぎの準備期間を設けるための大事な意味合いがあります。正当な理由で拒否するならば、理由を明確にしてはっきり断りましょう。

まとめ

人事異動の辞令の時期は春と秋に定期に行われることが多いことがわかりました。いつごろ内示がでるかというと、逆算して異動の1ヶ月前くらいでしょう。

あなたが転勤を伴う異動をする可能性がある会社に在籍している場合、2ヶ月くらい前に言い渡されることもあるでしょう。また、正当な理由があれば人事異動を拒否できます。

しかし、嫌である、などの理由だけで断ると、会社の就業規則にのっとり、懲戒処分に処されることも。解雇はよほどの場合ですが可能性を否定できません。

ブラック企業でないかぎり、会社はあなたを嫌がらせで異動させることはありません。異動は自分の能力を伸ばすチャンスであることも多いため、なるべく積極的に受け入れ、仕事の幅を広げて行きましょう!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする