有給休暇、パートの日数の繰り越し計算、上限の40日を超えるとどうなる?

パートタイムで働いているあなた、有給休暇の繰越はどうなるのかご存知でしょうか?また、パートタイム以外の方も有給休暇の日数の繰越計算の方法や上限の40日を超えるとどうなるのかよく分からないこと、多いですね。

本記事ではそんなあなたの悩みを解決致します。一緒に勉強致しましょう。

パートタイマーでも有給はある

パートでも有給があることをご存知ですね?念のため、ここにも触れておきますね。
こちらの記事でも詳しく書きましたが、パートタイマーにも有給を与えなければならないことは法律で決まっています。具体的には労働基準法です。

労働基準法では、週に5日以上働く場合(+週の労働時間が30時間以上)は正社員と同じく、雇入れの日から6ヶ月経過し、全労働日の8割以上勤務している場合に10日間の有給休暇が付与されます。

以降、1年毎に有給休暇は1日づつ増えていきます。

引用:http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/faq_kijyungyosei06.html

週5日未満の場合は週の労働日に応じて付与される有給休暇日数が減っていきます。詳しくはこちら

これはかなり合理的に設定されています。不満が出にくいように配慮されているとも言えるでしょう。

有給休暇の残日数の繰越計算

さて、ここからはパートタイムも、パートタイム以外の方にも適用される内容です。1年間に付与された有給休暇は、使わない場合、翌年に限り繰越することができます。

つまり、使わない日数を翌年に持ち越せるのですね。ただし、翌々年まで持ち越すのはできません。

では、翌々年以降はどうなるのか?答えは「消滅」です。これは、労働基準法で決められているんです。消滅時効と呼ぶもので、労働基準法第115条で決められています。

では、有給休暇を繰り越した日数はどのように繰越計算するのでしょうか?

1年目:10日付与(全く使わずに2年めを迎えたと試算)

2年目:11日付与 10+11=21日

この内、11日を使用するとすると・・

計算上は21-11で10日ですが、古い有給休暇日数は付与から2年経過すると消滅する、ということでした。つまり2年めに11日使い、10日残るとその年の終わりには1年目に付与された10日分がなくなるという計算に!?

うーん、随分ひどい話ですね。これは本当でしょうか?この場合は繰り越した分(古い有給休暇)から使用することになります。有給取得と消滅の繰越計算サイクルをイメージ図にしてみました。

新しく付与された分から使用するルールだと、前に付与された有給休暇が消滅してしまい、労働者にとって損をしてしまうことがあります。図にするとわかりやすいですね。

繰越に上限はあるの?

有給休暇を繰越した場合の上限の日数は何日かご存じですか?これは40日が上限です。以下は先出の表です。

引用:http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/faq_kijyungyosei06.html

6年6ヶ月で20日が1年間に付与される有給休暇日数の上限です。上限の20日を使わず翌年に繰越た場合、更に20日が付与され、累積で40日間の有給休暇が貯まる計算になります。

有給休暇日数がこの40日を超えることはありません。(会社独自の制度として、1年の上限を25日などとしている場合は別です)

ちなみに私は退職時に40日をまるまる使ったことが有ります。上司から嫌がらせのようなことをうけましたが(笑)、引き継ぎ事項などを滞りなく行っていたので、殆ど問題になることなく休むことができました。

とはいえ、これは退職を決意していたからできたこと。有給を上限の目一杯使う、ということはなかなか勇気のいることです。普通に40日休むことはまず無理な会社が多いです。できる限りちょこちょこと使用したいですね。

まとめ

パートの有給休暇日数の繰越は正社員の場合と同じ。繰越計算の方法は、古い有給休暇から使っていく計算になり、累積できる有給休暇上限は40日。最後に私の実体験に触れましたが、有給を使うと嫌がらせを受けました。

実際、職場内のコンセンサスが取れていても、上司の理解がないことはありえること。私は苦い経験をしましたが、有給休暇を計画的に使用するのは、実は以外とクリエイティブで難しいこと。

様々な予測をしながら取得しなければ、周囲に迷惑をかけてしまうこともあるからです。私のように上司の嫌がらせを受けないように、事前に周囲にアナウンスを入れながら上手につかいましょうね。

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