うつ病を食事で!経験者が語る、自力でできる治し方!

「うつ病はこころの風邪」という言葉がありますが、そんなに甘いものではないことは実際にうつの症状を経験した人にはわかることでしょう。

確かに誰にでもかかる可能性があるという点においては風邪と同じですが、その辛さや治るまでにかかる時間・大変さなどは比べる気にならないほど別のものです。

今回は、私のうつ症状が改善に向かった時の食事についてお伝えしたいと思います。気軽に読んでいただいて少しでも参考になればうれしいです。

ライター:中野

うつ病発症に呆然自失

私は、23歳の頃にうつ病になりました。就職して3年ほど経っていましたが、仕事もやりがいがあり、充実していたところだったので症状が出て、うつと言われた時は「なんで私が?」という感じでした。

はじめは治し方を調べたりしていましたが、眠れないのに仕事中はどうしようもない眠気に襲われ、無力感に支配されて、自力で食事もうまく作れずに何も出来なくなってしまいました。

一人暮らしで誰にも相談できずにどうしようも無い状態になった時、上司が見かねて「仕事を辞めなさい」と言ってくれました。

正直「助かった」と思いました。あの時、辞めろと言ってくれた上司には感謝しています。

食事改善のきっかけ

仕事が辞められて、自宅療養が始まったところですぐにうつ病が良くなる訳もなく、病院に行く以外はただただぼんやりと過ごしていました。

調子が良いときはうつ病や治し方についてネットの記事を探して、これは自力でも出来そうだと思われることをやってみたりもしましたが、調子が下向きになると途切れてしまい、そのままということの繰り返しでした。

一人暮らしでしたので食事の世話をしてくれる人も当然おらず、自力で準備しなくてはなりません。料理をする気力はないのでインスタントラーメンや特売の菓子パンを食べる日々です。

そんな状態がしばらく続いたのですが、ちょっと調子が良いなという日にスーパーに買出しに行きました。いつもはインスタントラーメンのコーナーに一直線なのですが、気分が良かったのもあり生鮮食品のコーナーに足が向き、いろいろと陳列されている棚の間を散歩気分で歩いてみたんです。

そこで目に留まったのが豆腐でした。なんとなく気が向いて、その豆腐をかごに入れ、いつものインスタントラーメンと一緒に買って家に帰りました。

ラーメンを作っている間に豆腐をお皿に移し、レンジで温めて醤油をかけて食べたのですが、それがおいしかったんです。「あっおいしい」と思いました。おいしい感覚自体が久しぶりでした。

うつ病の症状が徐々に薄れて

それから、調子が良い日はスーパーに行って気になったものを買って来るようになりました。何を買うか決めて行くのではなくて、その場で目に付いたものを手に取るという方法で食事を決めるんです。気になるものがなければラーメンですが。。。

はじめは豆腐ばかりでしたが、そのうち豆腐にキムチが加わり、野菜に目が行くようになってお味噌汁を作るようになり、ご飯が食べたくなってお米を炊くようになり、食事が改善されていきました。

「これ食べたい」という前向きな感情にフォーカスできたことが良かったのではないかと思います。

食事が改善していくのと一緒にうつ病の症状も少しずつではありますが薄れて行き、薬の量も減っていきました。

何が良かったのか

結果的に自力の食事でうつ病が改善していったのですが、改めて治し方というか、何が改善に向かわせたのかを考えてみました。

シンプルで温かいごはん

まず、メニューがとっても簡単なもので、温かいものであったことが考えられます。初めは豆腐からでしたが、冷たいものを食べたくなくて必ずレンジで温めてから食べていましたし、トマトやきゅうりもはじめはそのまま丸かじりしていましたが、お味噌汁が始まってからは何でもかんでもお味噌汁の具になっていました。

温かいものが入ると体がホッとして緊張が解け、こころの緊張も一緒に緩む感じがします。

  • 温めた豆腐にキムチを乗せる
  • 食べたい具材を茹でて味噌を溶かす
  • 炊いたご飯に納豆を乗せる

3分クッキングならぬ30秒クッキングでもいけるくらい簡単なメニューでしたので細かい段取りなどはいらず、少し調子が悪いくらいの状態なら自力でも作ることができたので続けられたのではないかと思います。

おやつの変化

チョコレートやスナック菓子ばかりだったおやつがヨーグルトや果物に変わっていきました。よく食べていたのがヨーグルトとアーモンドです。特にアーモンドはそのままポリポリと食べたり、ヨーグルトに入れて食べたりと毎日のように食べていました。

冬の時期はスーパーでも焼き芋がありましたから美味しそうな匂いにつられて買って帰ったりもしていました。

後から振り返ると、はじめに調べた治し方でナッツ類やヨーグルトは紹介されていたのでこれも良かったのではないかと思います。

歩く時間が増えた

それまで極力外に出たくなかったために、食料の買い物もインターネットで済ませてしまうことも多かったのですが、「その時に気になったものを食べる」ようになってからは、外出する機会が増えて歩く時間が長くなりました。

調子が良い日などは遠回りをする余裕も出て、近くの公園まで散歩に行ったりもしていました。少しでも外に出る時間が持てたことは大きかったと思います。

おなかの調子が改善

一番の変化は、おなかの調子が良くなったことです。食生活の変化や外を歩く機会が増えたことがおなかの調子を整えてくれました。今、話題になっている腸内環境というのが改善されたのでしょう。うつ病の治し方など調べているとよく出てくるキーワードです。自力でお通じが難しく、薬に頼ることも多かったですが、今は全く問題ないです。

おなかの調子が良くなるのと落ち込む頻度が減るのは同じようなペースだったと思います。体が軽く、前向きな思考になれました。

特に、キムチや納豆、ヨーグルトなどの発酵食品は手軽に摂れましたし、野菜や果物の食物繊維やビタミンも良かったと思います。何より温かいものを食べていたことが良かったのではないかと思います。

まとめ

  • 食事の管理をしようとしないで「目に付いたもの」「気になったもの」を選ぶ
  • 「食べたいもの」が出てきたらそれを中心に簡単な料理を
  • 温かいものを食べましょう

うつ病の治し方などインターネットで調べると休息・バランスの良い食事・安定した生活リズム・適度な運動などの情報を得ることができます。そのどれもがうつ病を治すにあたって大切なことであることはわかります。

でもわかったところでそれが出来るかというと簡単ではありません。一人暮らしの私は自力でそこにたどり着くなんて想像すらできないことでした。

お買い物に行って「気になるもの」がないからといって落ち込まなくていいんです。「今はないんだ」というただそれだけのことですから。いつでも気になるもの、食べたいものがあるわけじゃないので、「おっこれは」というシグナルを大切にしてそれに従うことからはじめたらいいのではないかと思います。

以上、私のうつ病の治し方!、うつ病が食事をきっかけに改善したというお話でした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする