
まちに待ったボーナスです。しかし!手取りはいくらになる!?結局手取り額で残るのがすくないと意味がありませんよね。ここでは引かれすぎな税金について解説。20代女性の平均値も見て見ましょう。
また、新入社員のあなた、今回の支給時期こそは、ボーナスが満額支給されるかも!?そもそも、ボーナスの支給の仕組みがどうなっているのか、仕組みを見てみましょう。
Contents
ボーナスからも税金は引かれている
ボーナスの手取りは随分減るイメージですよね。結局どのくらいになるのかと言えば、・・
総支給額の80%くらいと思えば良いです。複雑な計算をしなくても大きく外れません。
正確な額が知りたい場合は給与明細を用意してください。そして、以下のサイトを見てみましょう。
より詳しくシュミレーションをしたい場合はこちらのようなサイトを利用して計算するのもよいですね。
給与明細を用意し、あなたのボーナス支給額と、社会保険料を入力すると、手取り額を自動で計算してくれます。
こちらの記事でも書いていますので参考に参照ください。
ここでは仮に40万円のボーナス支給とします。そうすると、32万円が手取り額となります。
これで大体の手取り額がでましたね。それしても引かれすぎですね。一体、何に引かれてこのような額になるのでしょうか?
引かれずぎ!引かれるのは社会保険料と税金
ボーナスからは社会保険料と税金がガッツリ引かれます。その割合は支給額の約2割。これは大きい。ショックが大きいうちに、内訳を見ていきましょう。
社会保険の内訳
社会保険と一口に言っても実は以下の4種類が有ります。
- 健康保険
- 雇用保険
- 厚生年金保険
- 40歳以上は介護保険料も
日本は国民皆保険・年金です。医療保険、年金に加入していない人はいません。毎月の給与のみならず、ボーナスからも強制的に徴収されているのですね。
一方税金は?
- 所得税
ん?住民税はひかれていないのですね。そうです。住民税は毎月の給与からだけ引かれる仕組み。
所得税は収入に対して課税(厳密には所得にたいして課税)。ですので当然ボーナスに対しても税金が。うーん、それにしても引かれすぎ・・・
シュミレーションしてみます。
まず、あなたが新人と仮定します。給料を22万円とします。
- 月給 :22万円
- 健康保険 :10,901円
- 厚生年金 :20,130円
- 雇用保険 :660円
- 所得税 :4,340円
- 住民税 :8,000円(適当です)
となります。ここでは以下のサイトをもとに計算をいたしました。
http://e-kyu.com/muryou/tedori.html
この計算結果をもとに、ボーナス額を出してみますね。
仮にボーナスが2.1ヶ月分とします。その結果46.2万円となります。
- ボーナス額 :46.2万
- 健康保険 :22,892円
- 厚生年金 :42,273円
- 雇用保険 :1,386円
- 所得税 :16,150円
上記の計算はこちらのサイトを参考にしました。
社会保険、雇用保険、すべてボーナスに対する掛け率を適用致します。その結果、給料から引かれていた天引き額とは異なる額になるのです。
8万円以上引かれていますね。しかし、こうしてみると、税金は割合としては大きくありませんね。むしろ引かれすぎなのは社会保険でしょう。
厚生年金が最も多額です。むしろ重いのは税金より、社会保険料は重い負担です。見直ししてもらいたいものですね。
20代女性ボーナス支給額の平均は?
さて、つぎに、20代女性の平均支給額を見ていきたいと思います。
こちらにも関連の記事を書きました。図々しくも2017年のボーナス予測をしています。マクロ経済などは考慮していせんので、多めに見ていただけると笑
実はボーナスは男女で支給額に差が有ります。これは、あくまでも世の中の賞与調査の支給結果としてです。同じ仕事をしている場合の男女間のボーナス支給結果に差が出ることはありません。
2017年夏のボーナス
まずは2017年の夏のボーナス支給額を調査したものがこちらです。
https://www.nissay.co.jp/news/2017/pdf/20170706.pdf
2016年の冬のボーナス
調査の元HPはこちらです。http://kakaku.com/research/report/095/
20代平均:39.9万円
残念ながら、冬のボーナスの支給結果は、年代別に出ていません。
男女比は男性1:女性0.67くらいです。その比率を当てはめると以下のように試算できました。
- 男性:47.78万円
- 女性:32.015万円
という結果になりそうです。ざっくりとした計算なので、精度は高くありませんが、目安となるでしょう。
この結果から20代女性のボーナス平均支給額を割り出します。(年間)
- 夏のボーナス:21.23万円
- 冬のボーナス:32.015万円
- 合計 :53.245万円
大体このくらいの水準に落ち着きました。ただし、女性の場合は平均を出しても職種による、または、雇用形態による支給額のバラ付きが大きいことが予想されます。
男性ももちろんそうですが、平均は実態をしっかり捉えているかどうか怪しいものが有ります。業界、職種による給与のバラ付きは大変おおきいのです。
そのため、全体の平均と比べるよりは、あなたの業界の中で、同職種の中で比べるのがよいでしょう。
新入社員のボーナス支給時期は?
まず、ボーナスという呼び方は一般的ですが、正式には賞与(しょうよ)という呼び方のほうが社内では通りがよいかもしれません。
一般的には賞与(ボーナス)は年2回です。3回の会社もあります。通常、夏、冬の2回ですね。このサイクルは半期ごとの6ヶ月でやってきます。
通常の会社はこの6ヶ月間の間、勤務していることを満額支給の条件にしています。
そのため、新入社員として6ヶ月間在籍して初めて賞与(ボーナス)が満額支払われる、という形になります。つまり、4月に入社した場合、6ヶ月が経過するのは・・10月ですね。
そうすると、新入社員の満額支給は12月の賞与(ボーナス)支給時期と予想できそうですね。
ちなみにボーナス支給のサイクルは以下のようになります。新入社員は4月入社ですので、夏の時点では3ヶ月しか在籍していないことになります。そのため、満額ではなく、寸志などの可能性が高いでしょう。

お金の事は上司にはなかなか聞きにくいですね。新入社員の間は特にですね。しかし、会社の賃金規定や就業規則はみることができまます。賞与(ボーナスのこと)のこともおそらく書いてあると思います。細かくて書いていない可能性もありますが。
その場合は上記のようになっていることが推測されますね。満額支給の時期としては冬の支給となることでしょう。
まとめ
- ボーナスの手取りは支給額の約8割。税金が引かれすぎているようで、実は社会保険料のほうが多額である
- 20代女性の平均ボーナス支給額は年間約50万円前後に落ち着く
- 新入社員のボーナス支給時期は満額は冬になることが多い
ボーナスの支給時期がちかづいてくると、わくわくしますね。あなたは使いみちはもう決めてあるのでしょうか?
1年の頑張りが報われる時期ですね。ワクワクしながらまちましょう!