
仕事でストレスをためているあなた。どうしてもたまりますよね。しかしストレスを貯めると、体の不調にいたり、最悪の場合、死に至ります。日本の社会は特にストレスがたまりやすいと思います。なぜかというと、雇用の仕組みからして、ブラック化し易い構造であるからです。以前の記事で、日本の雇用の仕組みとブラック化し易い理由を書いています。こちらも参考にどうぞ。
適度なストレスはなくてはならないもの、とも言われており、うまく付き合う方法を考えましょう。ちなみに、ストレスに関する記事を書いたブログは沢山あり、多くの人の関心が高いことがわかります。
しかし、情報がおおすぎる!結局、ストレス解消法がわからない!そんたあなたに、私が実際に行ってみて、簡単で効果があったものを紹介したいと思います。
1)日光にあたる+運動する
セロトニンという物質をご存知でしょうか。神経伝達物質の一つで、幸せを感じる際にはこのセロトニンが大きく関わっています。別名、「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニン。こころを健やかに保つことに役立っています。不足すると、意欲や自発性に関わる前頭前野の働きが低下します。その結果、以下のようなことが起こります。
- 思考力の低下
- ネガティブ思考
- 人にあうのがおっくうになる
- やる気の低下
参考資料:http://seseragi-mentalclinic.com/serotonin/
このセロトニンを多く分泌するのが、しなやかで強いこころを作ることにつながりそうです。
私はサイクリングが趣味なのですが、実はセロトニン分泌に大変効果的であるということをしりました。ポイントは以下の3点です。
- 日光にあたる
- 一定リズムの運動である
- 肉体的にも疲れ、ぐっすり眠れる
セロトニンを多く分泌するには以下のことが必要です。
- 明るさ2500~3000ルクス程度の光を浴びる
- リズム運動をする
- 食事で摂取する
- 薬やサプリで摂取する
- 泣く、笑うなどの感情が動かされる
サイクリングはセロトニンを分泌するのに必要なことのうち、2つに当てはまります。まさにセロトニン分泌活動なんです。しかも、太陽光は無料です。明るさは晴天時=外部直達照度100,000ルクスと言われています。
蛍光灯で100~200ルクスなので、オフィスなどでデスクワークをする生活をしていると、鬱々としてくるのはセロトニンが不足していることと関係しているのかもしれませんね。
ちなみに、ウォーキングやジョギングでもよいと思います。激しい運動である必要はなく、あくまでも光を浴びることと、リズム運動を行うことが目的です。
もしあなたがふさぎがちであり、ストレス解消法がわからない場合、日光の下でのリズム運動を是非一度試してみてください。私は最強のストレス解消法だと思います。
「そんな時間ない!」というのであれば、自宅で光を浴びることができる器具があります。しかし高い!散々悩みましたが、私は購入しませんでした。
2)セルフトーク
簡単にストレス解消できる方法の一つに、セルフトークが有ります。これは「ストレス・コーピング」と呼ばれる技術の一つです。ストレス・コーピングとは「自分の感情に気づき、能動的に行動することで、感情をコントロールする技術」と定義できます。

セルフトークとは、文字通り、自分自身に話かける、というもの。ストレスを受けたときに自分に話しかける、ということです。あなたはストレスを受けた時、自分自身に心の中でどのような言葉をかけていますか?私は「あー最悪だ」などのネガティブな言葉をかけるクセがあります。
しかしそこで終わらず、その後に、「いや、まてよ、コレは◯◯をするチャンスではないか よし」など、話かけるようにしています。
「よし」という言葉がポイントで、簡単ながら、なかなか力がある言葉です。
「よしよしよし」などもよいです。
自分自身に言葉の魔法をかけるイメージですね。
これをすることで、気持ちを切り替えることができるようになり、冷静さを保ちながら出来事を多面的に評価できるようになりました。
簡単なので、是非ためしてみてください。
3)笑う
私のお気に入りのストレス対処方法です。これもすごく簡単。職場で仲良しの方がおられる場合は嫌なことがあると一緒にランチに行きましょう。そして嫌なことをネタに笑いましょう。必ず効果があります。ちなみに、ストレスをためやすいのは、一般的に男性のほうである、と言われています。
なぜか。それは職場でも家庭でも、男性は出来事を溜め込み、話すということをしない傾向にあるからだそうです。反対に女性はグループを作り、ランチをたべながらその日の嫌な出来事をアハハと笑いとばす光景をよく目にします。
これはストレスのへの対処方法としては大変効果的です。笑いにもセロトニンの分泌を促進する効果があります。ただし、こころの底から笑うこと。顔だけで笑うのは効果がありません。
私の場合、ストレスを受けた時、大好きなお笑いグループの面白いネタを思い出すようにしています。心の底から笑うとお腹の中に何かきもちのよいものが分泌されているような気がします。youtubeで動画をみるのもよいです。
4)ゆっくりと呼吸する
特別な呼吸法は行いません。ゆっくりと息を吸い、鼻から吐ききる。この時にお腹の中を空っぽにするイメージです。ただこれだけですが、効果あります。ものすごく大きな効果があるというよりは、取り乱した心を落ち着け、ストレスを5%~10%減らすようなイメージです。
呼吸をつかったストレス解消方法はたくさんあります。瞑想、マインドフルネスなどあります。興味があれば、どんどん試してみるとよいですが、私は簡単にできるものが長続きする、と思っています。ですので、ここではただの深呼吸のみを紹介致しました。
とくにイライラしたときなど、効果的です。私は子供がおり、家でもついつい怒りがちに。イラっときた時、実践するようにしています。子供の悪いクセは変わりません。(多分)そんなことにいちいち神経を使って怒るのはお互いよくないな、と思い、始めた「イライラ時深呼吸法」。効果は有りました。もちろん完全除去はできませんが、怒る、ということが買う実に減りました。
あなたも是非試してみてください。
まとめ
- ストレスはなくすというよりも付き合う発想で。
- 日光+リズム運動はセロトニンを大量に分泌する
- セルフトークは自分に魔法をかけることができる
- 心の底から笑うと気分が本当に変わる
- ゆっくりと呼吸すると心をクールダウンできる
あなたが、ストレス解消法がわからない場合、簡単にできる方法を4つ紹介致しました。ストレスは無くなりません。むしろ適度であれば、よい影響を与えることもわかっています。
ストレスと上手に付き合うには、意識をしてストレスコントロールをすることが現代の社会で生きていくには大切な能力の一つではないでしょうか。どれか一つでも良いです。簡単なので、ぜひ試してみてください。