
なかなか転職を決意できないあなた。今の職場は嫌だ。でも会社を辞めるのはものすごく怖い。どうしたらいいんだー!あなたが決意できないのはこの思考の連鎖ではないでしょうか。しかし、私は決意は無理にしなくてもよいと思っています。どういうことでしょうか?
また、転職を決意したあなた、在職中に転職活動を開始するにはいつから開始するのが良いのでしょうか?
本記事では上記について客観的な数字を交えて解説していきます。
Contents
無理に決意しない
あなたは今ままでの人生で沢山の判断をして来ました。その判断の過程はどのようなものでしたか?じっくり考えて考え抜いて決意をし、実行する形ですか?それとも、行動を初めてその中でタイミングをみて決意する?私は後者です。
なぜならば、決意をするのは勇気と労力と知力のいることだからです。これらを総動員するのは誰にとっても大変です。あなたが決意できないのは極めて自然なことです。しかし、行動を起こしているうちに、思考の方向が少しづつかわってくることもありますし、思考が整理されることも有ります。
私はおおきな決意をするときは、まずは少しづつはじめてみるようにしています。
あなたの不安はどんなところにある?
転職を決意できないあなたの悩みは以下のようなところにありませんか?
- 自分がなぜ転職をかんがえているのか整理がつかない
- 果たして転職が最もよい選択肢なのか?
- 自分のスキルが通用するのか?
- 自分を雇ってくれる会社があるのか?
- 新しい会社での人間関係はどうなのか?
- 転職先で活躍できるのか?
大体網羅しているでしょうか?次に具体的に不安を解消する為のプロセスを考えて見ます。
決意より行動だ
転職する理由が不明確な場合
紙に書き出す
上記に対してはこちらの記事でもかきましたが、紙に書き出すことがよいと思います。転職前に行っておくべきことを記載したのですが、転職の必然性を紙に書き出して整理することがてっ取り早いです。思いつく不満を全部書き出しましょう。例えば、こんな感じです。

実現したいことの欄には、こまかいことも全部書くと良いです。例えば・・
- 土曜出勤のない環境で働きたい
- 通勤30分圏内で働きたい
なども立派な理由です。このシートは面接でそのまま伝えるものではないので、わがままに事由に書きましょう。これをすることで頭の中が整理され、自分が努力したら今の職場で改善できること、あるいは、上司や会社を巻き込んで行わないと実現できそうにないこと、などレベル分けができて来るでしょう。
転職を意識し始めたら改善活動も本気になります。なぜならば、改善の為にとった行動は結果がでるとあなたの成果になるのです。その結果、転職をしなくてすむかもしれませんし、いざ、転職活動を始めると、有利に運ぶかもしれません。ここまで行えば、転職をしたほうがよいのか、残るほうがよいか、大まかな方向性は考えることができたと思います。
社内で相談する
次に、社内で相談できる先輩や同僚がいれば、相談してみましょう。あなたの悩みは先輩もおなじように悩んでいるはずです。そしてそれを乗り越えているはずです。あるいは悶々として働いているかもしれませんが。彼らがそれをどのようにとらえ、自分の中で処理しているのか、参考にきいておくことができれば、ベターです。
なぜならば、一人で悩み、決意することは間違える可能性があるからです。あなた以外の人間が知っている情報から世界がひらけることは有ります。知らずに損することだけは避けましょう。
自分の市場価値がわからない場合
自分が転職市場においてどれくらいの価値があるのかという不安だと思います。自分ひとりで考えるより、転職エージェントのちからを借りるのが良いでしょう。転職サイトに登録するのもよいですが、ここへの不安解消は転職エージェントへの登録はメリットがおおきいでしょう。
なぜならば、転職エージェントは無料で利用でき、担当者が親身に相談に乗ってくれることが期待できるからです。あなたのスキルを「職務経歴書」という様式に記載することをまず行い、エージェントがそれを見て、あなたが転職を実現するためのアドバイスをくれるでしょう。
この過程で、あなたの市場価値が客観的にわかります。これで随分クリアになってきたとおもいませんか?
自分に需要があるのか、転職先の人間関係は?
あなたを雇ってくれる会社は有る
あなたの年齢と、行ってきたことによって転職のしやすさが左右されるのはある程度事実でしょう。しかし実質未経験のニートから、正社員への転職を成功させた例も沢山あるのです。自信を持ちましょう。
今の転職市場は空前の売り手市場。これからも続くでしょう。日本の人口構造をみれば一目瞭然。働く世代が減り続けるのです。仕事はいくらでもある、という状況です。
口コミサイト、転職エージェント、面接の場をフル活用
また、人間関係はどうなのか?という不安は口コミサイトと転職エージェントを活用するのが良いでしょう。私はこの他に興信所を利用することも考え、料金を調査しました笑。就職先を決めるのには少し金額がかかりすぎるので、興信所の活用はパスせざるをえなかったですが、人間関係は誰しも気にするところ。
可能な限り、調べ尽くすと結構見えてくるものです。口コミサイトは眉唾情報もあると言われていますが、ある程度口コミの件数があって、同じようなことが書いてあると、本当のことも含まれている可能性は否定できません。
また、エージェントは、企業情報を持っている場合が有ります。これはエージェントにより、性格が違いますので一概にはいえませんが、企業情報を沢山持っているエージェントはあなたの強い味方になるでしょう。
あとは、面接の場などで、あなたが担当することになる職務の部門の離職率や募集の背景をじっくり聞き出すと、会社の雰囲気の輪郭がぼんやりとみえてきますね。
どうでしょう。ここまで行うと結構不安が解消されますね。
自分が新しい会社で活躍できるのか?これは面接で相互理解を深めるべきです。自分のスキルと相手の求めるスキルをマッチさせるのは、面接官が行い、合否を出しますが、あなた自身でも、面接官に委ねっぱなしにするのでは無く、できること、出来ないことを明確にし、希望転職先での仕事を一生賢明イメージし、疑問はどんどん聞きましょう。
自分の自己PRと合わせて自分ができることを明確に相手に伝えましょう。
「私は◯の案件に関わり、◯の仕事を行いました。この中では先方の要望をキャッチするために、注意深くニーズを聞き出し、こまめな提案を行うことで、先方との意識あわせを行いました。その結果、大型受注につながりました。私は顧客とのコミュニケーションを欠かさないことで、顧客との信頼関係を築くことができました。」
この例では、顧客とのコミュニケーションを築く人間関係構築能力、自社商品を提案するだけの商品理解をしていること、相手の望む提案をするだけの、資料作成能力が発揮されていることがわかります。
できれば、その際に使用した、あるいは作成した資料を提示するのも良いです。あなたが普段どのような資料作成をしているのか、資料作成能力があるのか理解してもらいやすいです。
話は面接にまで及んでしまいましたが、いかがでしょうか。ここまで行っていれば、あとは、決意できないことはないと思います。あとは行動をすすめるのみです。決意できないでいても、行動する間に決意が自然とできて行くでしょう。決意に100の力がいるとすれば、一気に100の力をだすのが苦手な場合、決意できないでしょう。しかし、10づつくらい出していき、最終的に、100の決意ができていた、というスタイルはやりやすいと思います。
在職中の転職活動はいつから始めるのが良いか?
在職中の転職活動を決めたあなた。仕事をしながらの活動は最良の選択かと思います。金銭的な悩みがありませんから。私は退職してからの活動も経験していますが、これは精神力がいります。在職中の活動、在職中の内定ができればこれに越したことはないのです。
さて、活動を開始するのはいつからがベストタイミングでしょうか。
退職を切り出すのは退職日の3ヶ月前には行いたい
ボーナスをもらう時期のことなど有りますが、目先のお金のことより、スムーズな退職・転職を考えることをオススメ致します。多くの会社は就業規則に、退職は1ヶ月前に申し出ること、と記載されてることでしょう。
しかし、1ヶ月前では遅いです。引き継ぎ、後任の手配など考えると、最低でも3ヶ月前には上司に申告するのがマナーといえるでしょう。転職活動を開始して、何ヶ月で内定がでるでしょうか。
在職中の転職活動は退職日の半年前には始めたい
以下の記事を見てください。
https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/2022/
リクナビによると転職活動期間の平均は3ヶ月~6ヶ月だそうです。年代によると思いますが、実際に転職活動をしみると、半年以上かかることはザラにあることととらえているくらいでちょうど良いです。私は転職を成功するまでに、丁度3ヶ月くらいでした。
しかし、転職は運とタイミングに大きく左右されます。平均期間も知っておいて良いですが、これを目安にして焦ることは本末転倒でしょう。転職は今の職場で実現できないことを実現するための活動。焦って「ここでいいか」と決めるのは私は幸せになれないと思います。
長い人生です。1年かかってもじっくり取り組みましょう。在職中の転職活動はいつから開始するのがベストかという目安は、退職日の半年程度前から活動をするくらいがよいと思います。
まとめ
- 転職を決意できないなら行動すること
- 在職中の転職活動は最低でも退職日の半年前には始めたい
いかがでしたでしょうか。転職を決意できないあなた、決意をする前に行動をしてみるのはいかがでしょうか?もやもやと考えているウチは前に進まないもの。100の力を一度に出せなくても、少しづつ行動してみると、10づつだしていけば100に到達するのです。
私は転職活動以外でも、常にこの方法を実践しています。
また、在職中の転職活動はいつからがよいか、を考えるにはまず希望する退職日を決めましょう。ここから逆算して、最低でも半年前からスタートするのが余裕をもった行動といえるでしょう。しかし、転職は運とタイミングに左右されると思います。
あなたが「いいね」と評価されても、同じ能力・同じようなよい人柄のライバルが現れ、あなたより通勤がし易いロケーションにお住いの場合は、企業はライバルに決定するでしょう。お互いにとってストレスがないから長続きするだろう、という判断が働くからです。
ここがまさに運とタイミングの所以です。焦りは不安と焦燥しか生みません。じっくり構えて活動するのも良いでしょう。
就職は結婚と同じです。結婚相手は期間に縛られず、じっくり見極めて妥協なく選択しましょうね。