LIFE

コーチングは聞く力を伸ばす

私は会社の研修講師を行っていて、今日も会社の若手に、また管理職向けに行ってきました。私にとっては遊ぶような感覚の仕事です。ふざけるという意味ではなく、私の強みを活かしている実感があるから遊んでいる感覚になる、という意味です。(収集心・最上志向・個別化)

コーチングを学んでいてものすごくスキルアップしたなと感じるのは、人の話を聞くこと。これは研修講師としても、かなりのスキルアップにつながったのでは、と思います。

講師として一方的に講義するのではなくて、場に参加してくれた方と一緒に研修の場を作るのが良いと思っています。

ですので、研修での学びは、回によって全く異なることがあります。聞くスキルがアップしたというのは、研修中に、講師として、必要最低限のことだけを説明して、あとは場に出席されている出席者の方に話を振って聞いてみる。

ここまではずっと行ってきてたのですが、コーチングをはじめて、頷き、相づち、くり返しのクセが既についてるので、出席者の話が頭に入ってきやすくなる。

よくわからないことを言われたら、会場の出席者に逆にきいたり、振ってみるという飛び道具も使いつつ、研修の場を運営しています。ちなみに研修は爆笑の連続。

私が面白いことを言うのではなく、出席者が面白いことを言いやすい雰囲気を作ることに腐心しているので、それが功を奏しています。

また、聞く力がアップしたことによって、肩の力が抜けたことも大きいかもしれません。以前は研修の場で出てきた疑問や質問には正確に100%答えなければならないという風な、半ば義務感みたいなものがありました。

無意味に完璧な研修を目指していたのです。しかし、それもやめました、できるわけがないので。

講師が全てを取り仕切ることができる、全てに答えることができるなんて考え方はむしろ奢りで、研修の場に来ている方の方がスキルが高い、あるいは知識が高いことは十分ある。

研修の講師をやっていられるのは、たまたま研修の内容に沿った知識を私が持っていて、伝えられることがあるからです。

それだけの事でしかないので、得意でないことを任せるようにする方向にシフトしました。その結果、少しストレスを感じていた研修が、とても楽しくなりました。

終わったあと少し残念な気持ちにさえなり、もっとやりたい!という気持ちに。もっと色んな人の話を引き出して、それについてみんなで議論をしてみたい。そんな気持ちです。聞く力ってすごい。

ではまた。

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