会社を突然辞めるのって勇気がいりませんか?新入社員の場合会社を辞めるなんて一大事ですよね。言い方次第では円満にも、 気まずくもなります。ここでは、元人事をやっていた筆者が経験を交えて本音で語ろうと思います。では一緒に勉強していきましょう
会社の辞め方
いつ誰に何をどのような言い方で伝えるのかを具体的に解説する
いつ | 上司に余裕がありそうな時期、無ければ早いほど望ましいが退職前の3か月前であれば十分 |
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誰に | 上司に |
何を | 辞める時期と辞める理由 |
どのような言い方で | 誠実な態度で |
ということになります。表形式で説明をしているブログや Web サイトはあまりなかったので、 上記のような形でまとめてみました。
会社の辞め方に、王道があるとすれば、上記のような形になります。一つ一つ見てきます。
いつ
上司に余裕がありそうな時期、無ければ早いほど望ましいが退職前の3か月前であれば十分と書きました。会社にもよりますが、部下が会社を辞めるのは上司に全く責任が降りかからないかというとそうでもありません。
上司は少なからず動揺すると思っていいでしょう。ですので上司に余裕がない時に退職を切り出すと、精神的な負担を与えてしまう可能性は大きいでしょう。 場合によっては引き止められることも想定されます。
あなたが既に退職を決めているのであれば、1番目のハードルは、 「いつ退職を切り出すか」になります。
誰に
言わずもがな上司になります。
何を
退職の意思は固まっている、あとは理由ですね。 Web サイトやブログを見ると、方法論が書いてありますのでこのブログでは本質的なことをお話したいと思います。ポイントはあなたと上司の方との関係性です。
関係性がある程度あり、信頼関係がある場合は、本音でお話をしてもいいのではないでしょうか。人間関係で辞めます、なども十分な理由です。ストレートに本音を喋るのは NG とされている Web サイトや、ブログもありますけどね。
あなたにとってのメリットデメリットを考えた時に本音は喋らない方が無難であるという
発想から本音を喋らないでおきましょうと書かれているはずです。
無難な着地点を 見いだしたい場合は、転職サイトをご参考にください。しかし、人事をしていた経験上、無難な着地点の退職理由というのは相手を納得させることは出来ません。
退職理由の定番は以下のようなものです。
- 家庭の理由
- 体調による理由
- チャレンジしたいことがある
退職を伝えられる側からするとこれらはド定番です。つまり本音を言ってないのではないかと、思うのが普通だと思ってください。
その場で、詳細を聞かれることもあるだろうし、苦しい言い訳を考えるのは逆に労力がもったいない感じもしませんか。
他のウェブサイトとは異なることを言うかもしれませんが、本音を伝えるのが良いと思いますよ。ただし、言い方は相手を傷つけたり、驚かせたりしないような言い方で。感情的な言い方もよくないでしょう。
どのような言い方で
会社を辞めるのは、解雇でない限り、何らかの不満で辞めていくわけです。上司も人間ですから不満を理解してくれるでしょう。
誠実な態度で接するのが最も良いです。場合によっては 上司が強力な味方になってくれることもあるでしょう。
私の場合は会社を 3回辞めています。直近はこちらに書いています。
https://kirrin.work/jinjiidou-jiki-kyohi-riyu/
ちなみに私は3社目は人事異動を断って解雇だったのですが、直属の上司は私のことを理解してくれかなりサポートしてくれました。退職日を経営層と交渉してくれて伸ばしてくれたりとか。
私の場合、辞める辞めないの話は、普段からかなり本音で話をしていましたので、あまり驚きはなかったです。
つまり、 いきなり退職を切り出すのではなく、 退職をするよりも随分前から考え方を伝えておくことが最もソフトに着地する方法です。
ちなみに私の場合は・・
退職日の一年ぐらい前から、会社に属することへの考え方を少しずつ伝えておきました。
転勤を言い渡されると、会社を辞めるつもりであることは、それとなく伝えておりました。家庭の事情で、転勤できないことが理由です。それもかなり詳細に伝えました。
結果的に辞めるまでの期間は、とても精神的に良好な状態でした。解雇されたのは面白くはないですが、ぎくしゃくした印象はなかったですね。
ハードルがあるとすれば辞めるまでの居心地の悪さでしょうね。上司の方がどのような人間性の方かによりますね。
しかしながら、本音を言って辞めるまでに居心地が悪く感じるということは、辞めると決意するまでの居心地も相当悪かったのではないでしょうか。居心地がさらに悪くなることが想定されるならば、理由はド定番の理由で良いでしょう。
会社を突然辞めるのは NG
新人さんが 突然来なくなった、などの事例はたまに聞きます。 私が人事をやっていた中ではたまにありましたが、多くはありませんでしたけど。
突然、来なくなる、という辞め方は、本当に嫌気がさしたのだろうかとか、推測するしかありませんね。
「突然」というのはどういう状態かと言うと、休みますの連絡がなく休むことを指すのではないでしょうか。つまり一報を入れると、突然にはならないわけですね。
こんな辞め方は最悪
いろんなケースがあると思いますけど、せめて、連絡ぐらいは入れましょう。
- 連絡なく 会社に来なくなる場合
- 退職代行サービスを使って連絡をしてくる場合
私の経験
人事やっていた際の経験を話ししたいと思います。以下のケースは社員が突然 退職したケースです。
- 新入社員①入社一か月 OJT 期間中に退職の電話連絡を受けた
- 新入社員②入社半年 配属が決まり、東京から大阪に転居が決まった
上記の新入社員①は突然感満載でしたが、会社の雰囲気の中ずっと働くイメージがもてなかったんだろうなという印象を持ちました。
突然感はあるものの、 合わないと思いながらずっと働くとどこかで綻びが生じるので早い段階で決断をしてもらって良かったのではないかと思いました。 個人的には。 会社的には損失ですけれども。
新入社員②は、ちょっと印象悪かったかもしれません。転居を伴う異動があることは前提として分かっているのにも関わらず・・・とも感じました。
しかし!私も同じです。 大阪から東京に転居言い渡されたので、断った経緯があります。私の場合は解雇による退職となりました。
その話はこちらの記事に書いておりますのでよろしければお楽しみください。

最後に
会社の辞め方としては、本音を伝えるのが最も納得して頂きやすい方法だと感じています。
建前で説明をするのは定番ですが、 上司も本音で喋ってない、ということはすぐにわかると思います。
会社を突然辞める場合の私の経験や、新入社員の場合のケースを紹介いたしました。人間、信用が最も大事だと思います。後先考えずに辞めるのは簡単ですが、 会社の辞め方が綺麗でないと、辞めた後の人間関係が続かないでしょう。
また自分の中に、 変な止め方をする歴史を作ってしまうのはあまり良くないので、突然辞めたり無言でやめたりは避けるべきかと。
ではまた、次回を楽しみに。