靴作りの会社を訪問して猛烈に感激した

先日、ご紹介したシューズ・ミニッシュの高本社長に会社の中を案内してもらいました。

記事はこちらです。私達を最初に通して頂いたのは応接的に使用されているお部屋で3階にあります。

さて、廊下がすごい。手書きの円グラフや線グラフで描かれた経営情報が絵で書いてあります。

廊下の反対がわにはメモがたくさん貼り付けてあります。高本社長、これは?

「理念を策定したときに、ファシリテーターさんに来てもらって、進めたんです。この人と一緒に、コアメンバーであーでもない、こーでもないと、1日6時間つかって、都合1年くらいかけて取り組みました。その過程で考えたことを壁に張っています。」

よく見ると、PESTやSWOT、PM理論など、マーケティング理論、リーダーシップ理論などのメジャーどころフレームワークが並んでいます。このあたりの勉強も社員に学んでもらっているのでしょうか。

「いえ、この辺はまだまだですね。代わりに合宿だけはやっています。年に1回、泊まりで全員が参加する。社員旅行は強制はしないです。嫌がる子もいるので。

でも合宿だけは来てと。環境がかわると、でてくる意見やかかわり方が全然違う。セクションをこえてミュニケーションがすごくよくなる。飲みにいくよりよほど意味があると思っています。」

合宿ですか、とても気になります。すると、プログラムを見せてくれました。プログラムは社長が副社長と数人でネットや本などから情報収集して組みたてているそうです。

お金もかかるので、大変な気合の入れようです。セクションを越えたコミュニケーションを促進する効果がかなりあったとか。

オフィスの様子をみせてくれた

オフィスも写真を取らせてくれました。社長室はもうけていないとの事。「いらないでしょ。私は社長をしたいのではなく、靴をつくりたいんです」

社長のデスクを見せてくれました。デスクの上は靴だらけです。こんな社長デスクは見たことがないです。靴を作りたいんだ、という気持ちがものすごく伝わってきます。

人間は気持ちで動きます。社長の靴づくりへの思いが溢れ出るようです。

中期経営計画は演劇形式で

そうそう、今回の訪問でもっともアグレッシブかつエクセレントなエピソードは「中期経営計画の発表を演劇でやる」というもの。

「数字ばっかりのきれいな計画ってつまんないですよね、だったらわかりやすくしようと、演劇でやることを決めました。銀行さんや関係者を呼んでやります。終わったら、今までで一番わかりやすかったです、と言われます。」

これはすごいです。演劇で目指す姿を表現するなんて普通じゃない。素晴らしい!
理解してもらう、ということを主眼においたときに、演劇という手段は効果的ですよね。ふざけているように見えて全くふざけてない。

なりたい姿は絵で

伝え、理解してもらうということにここまで真剣に取り組んでいる会社さんは珍しいのでは。外部にだけでなく、社内コミュニケーションのあり方もとても素晴らしい。自分達のなりたい姿を絵で描いている。こちらも心が動かされます。

これだけでは終わりません。さらに!

「シューズミニッシュのすべて」

会社の大事にしている価値感やどのような思いで靴を製造しているのか、ということを細かく記載した冊子を頂きました。

これが素敵すぎる。私がセミナーに言って心が熱くなったのは、この冊子の表紙の絵をみたから。社長の手書きなんです。こちら。

社長の思いが込められている絵です。

表紙は家族が裸足で、芝生の上を歩いてる図です。4人の家族と一頭の犬。「シューズ・ミニッシュ」のミニッシュはこの犬種、ミニチュア・シュナウザーからとっているそうです。むかし、社長が昔、自宅で4頭飼っていたようです。

「犬は家族。愛する犬を忘れたくないから会社の名前にしました」

上記のコメントは憶測ですが、社長のそんな言葉を聞いたような気がしました。冊子の中は全てのページに手書きの絵と手書きの文章が。印刷物ですが、手紙をもらったような気持ちになります。

こんな素敵な会社紹介ってあるのでしょうか。ビジネスと心は繋がりにくいもの、という先入観を持ってしまっていましたが、本当に心を込めたものづくりをされているのだと実感しました。

さて、今回の訪問ではとても感激し、元気をもらいました。実に人間的な魅力に溢れた会社さんでした。靴が好きであり、よい靴をつくりたい!という心を感じました。一足買おう。ではまた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする