先日知り合いになった、酒造会社の社長さんが「酒はエンターテイメントである。当社のライバルはディズニーランドだ」。とおっしゃっておられました。
話を聞いてなるほど!と思ったのですが、先日ふらっと立ち寄った 居酒屋で、これはまさにエンターテイメントだなと思ったので今日はそのことについて書いてみたいと思います。
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一見すると普通の大衆居酒屋だが
京阪電鉄 京阪本線 森小路駅 森小路駅から徒歩5分 のところにある大衆居酒屋【松久】さんです。佇まいがなんともレトロ。ふらりと入りたくなるような魅力的な外観。


両サイドから店内に入れるようになっており、いつでもウェルカムな雰囲気。今回はお店に許可を得て、ブログに掲載させていただきました。
私のブログは基本的に人生を楽しくドライブしたい人の為のブログであり、食レポを目的としていませんので今回の記事では食べたものが美味しかった(もちろん美味しかったのですが)ことに焦点を当てるのではなく、私が勝手に感じ取ったお店のコンセプトについて書きたいと思います。
入店は全力でお出迎え
このお店は一言でいうと「場作り」がある居酒屋です。
まず、お店に入ると元気よく、いらっしゃいと迎えてくれます。普通のいらっしゃいではありません。もう全力でいらっしゃいしてくれます。
「シューベルトさん、いらっしゃーい!!!」
「メガネのお父さん、いらっしゃい!!!」
「かわいこちゃん、いらっしゃーい!!」
お客さんに勝手にあだ名をつけて店内に響き渡るような大きな声でお迎えしてくれるのが「ぷぷっ」と笑ってしまう感じです。(好き嫌いはあるかもしれませんがとても心地よいです。)
初めて行った時は私もなんてハイテンションな店なんだろうとびっくりしました。しかし、お店はいつもパンパン状態です。このノリノリな雰囲気に皆さん集まって来てるんだなと、納得しました。
注文が入ると野球のホームランのように盛り上がる
「かわいこちゃん、コーンバターはいります!!!」
「オーイエー!!!」(全員で)
なんと。
注文が通ると店全体に響き渡る大きな声で、〇〇の注文が入りました。オーイエー!!!
お客さんを巻き込んで、注文を盛り上げるという LIVE 状態に。この雰囲気!

私もつられてオーイエーイ!!!と言ってしまいました。お酒を飲み、ちょこっと食べにきただけのつもりが、興奮気味なテンションなってしまって、あまりのめないお酒を2ハイも飲んでしまいました。
どうやら居酒屋ではなくライブ会場であると考えている
多分、ご自分たちの事業をただの居酒屋さんではないと思っていらっしゃると思います。(推測です)
まさにお酒を通じたエンターテイメントであり、お酒を飲んでお話をするだけではない、楽しみ方があるんだ、ということを紹介したくて今回、記事にしました。
楽しみ方って一つだけではないですよね。 こんな斬新なお酒の飲み方があったなんて、はっきり言って目から鱗です。
日本全国探してもなかなかないのではないでしょうか。 関西にお住まいの方は是非チェックして頂きたいと思います。
※追記
この記事掲載をお店に報告したところ、やはりお店はライブ会場、毎日がステージであると捉えている、と語っておられました。

左は店長のロッキンかっちゃん氏、右は筆者。
まとめ
ためになるようなことは書きたくないのですが、最後に気づきを書きたいと思います。何をやっているのかということは意外と考えないと思います。
おそらく多くの居酒屋さんは自分達を居酒屋さんとして捉えていると思います。
もっと広い範囲で、できることはないかなと意識的に考えてライブ会場にされたのかどうかはわかりませんが確実に 、自分たちの場所と提供するお酒で、できること を模索してトライして価値を高めていると感じざるを得ません。
はっきり言って素晴らしいです。いや、素晴らしスギル。
私も、自分のやっていることを広げていく意識を持ち続ける必要を、めちゃくちゃ感じました。ではまた!