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転職準備にお金はどのくらい必要?退職が決まったけど、有給消化できないときはこの2点

転職準備を始めたいあなた、転職はどのくらいお金がかかるものなのでしょうか。不安ですね。そこで私が転職活動でつかったモノや買ったモノ、かかった経費を公開して解説致します。

また、転職が決まって有給休暇を使いたいあなた。しかし上司が許可してくれず、有給消化できない。こんな状況、よくあるんです。私も経験しました。こんな時に押さえておく2点を解説致します。

転職に必要なものとお金

ここでは私が実際に転職活動をおこなった中で必要だったものを紹介致します。結論から言うと私の場合、3万円くらいかかりました。

服は・・・もう持っていますよね。私は転職の為に改めて準備する、ということは一切していません。

  • スーツ
  • シャツ・ブラウス
  • カバン
  • ネクタイ
  • ベルト
  • ハンカチ

全て手持ちのものを使用しました。まったく問題ありません。シャツなども新たに買い換える、ということはしていません。転職活動をするために費やしたお金は0円。

備品類

転職活動に必ず必要なものは以下の3点でしょう。

  • パソコン
  • スマホ
  • プリンター

このブログを見てくれている方はおそらくスマホで見てくれているものかと思いますが、パソコンは圧倒的に操作性に優れているだけではなく、履歴書・職務経歴書を作成するために必要です。持っていない場合は絶対準備する方がよいです。

スマホは面接に行く先を調べる時に必須ですね。あと、ボイスレコーダアプリは重宝します。私は転職活動初期に自分の面接対応力を上げるために使用していました。受け答えに問題がないか、好感度のある話し方ができているか、をチェックするためです。

プリンターは履歴書・職務経歴書を印刷するのに必要ですね。それ以外は使用することはありませんでした。

私は上記3点とも、生活インフラとして常備しているので、こちらも転職活動のために準備したものはありません。使ったお金は0円です。

交通費

面接に行く度、に必要です。片道500円として1回の面接あたり1000円くらい、と思えば良いのではないでしょうか。
大体20回程度、面接やエージェントとの面談で電車を利用しました。約20000円程度です。

消耗品

企業に提出する書類に、準備が必要なものは以下です。

  • 写真
  • コピー用紙(履歴書や職務経歴書を印刷)
  • 履歴書(手書きを指定される場合に対応
  • 封筒

私はこのコピー用紙を買いました。https://www.amazon.co.jp/dp/B002U48Y20

履歴書はこれ https://www.amazon.co.jp/dp/B000NNPUDG

あと、私は写真にお金をかけました。人事をやっている経験から、履歴書はファーストコンタクトであり、重要なインパクトを与えるものであることが経験からわかっているからです。参考までに、過去にみた「こんなNG履歴書」を紹介いたします。

  • 履歴書の写真がスナップ写真である
  • 履歴書の字が汚い
  • 履歴書の時系列に間違いがある
  • 履歴書が汚れている
  • 履歴書から変な匂いする

笑ってしまいますが、履歴書から変な匂いがする、方、実際にありました。それだけで、NGを出すことはありませんが、十分、悪印象です。

採用担当者の段階で、履歴書NGが出ることは十分にありえます。ですので、履歴書などの書類で損はしないように作成する必要が有ります。その為、私は写真にもしっかり気をくばり、見栄えよく写真を取ってもらいました。

写真撮影+好印象仕上げ + ヘアセットで10000です。写真20枚ついていたので、1枚あたり500円です。高く感じますか?私はそうは思いません。チャンスをお金で買っていると思えばよいと思います。

写真代10000円、コピー用紙や封筒、履歴書などを合わせても1000円前後です。

1回の転職活動でトータルでいくらくらいかかっているか

以上、写真代1万円、交通費2万円として3万円前後となりました。以外と特別なお金はかかっていませんね。参考までに、上記の準備品を表にしました。

引っ越しなどを想定していませんが、全て一から準備すると、30万円近くかかることなりそうですね。あなたがこれから転職活動を開始するにあたり、必要なのはマックスでこのくらいになるでしょう。ここから不要なものを抜いていくと、だいたい当たらずとも遠からず、という結果になるのではないでしょうか。

有給休暇の消化は労働者の権利

あなたの退職がきまり、のこっている有給を消化したいが、上司からストップが入り、消化できない。なぜだー!

あなたはどのような理由で有給消化できないことになったのでしょうか。例えば、職場の人数が少なく、あなたが抜けると回らない、などの理由があるから?上司が機嫌を損ねたから?

結論から言うと、あなたは法律で守られており、有給消化をする権利が有ります。根拠となる法律は労働基準法第39条です。

使用者は、前3項の規定による有給休暇を労働者の請求する時季に与えなければならない。ただし、請求された時季に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の時季にこれを与えることができる。

引用:https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%9F%BA%E6%BA%96%E6%B3%95%E7%AC%AC39%E6%9D%A1

 

ただし、事業者は事業の正常な運営を妨げる、とみなされた時だけは、有給休暇を使用することを拒否できます。
http://www.jil.go.jp/rodoqa/01_jikan/01-Q11.html

こちらでも解説がありますが、つまり、仕事が正常に回る状況下ではあなたの有給取得は使用することができる、また会社はそれを拒否できないのです。あなたが有給休暇を使用できない理由は説明がありましたか?もし、明確な理由説明がないのであれば、あなたは自分の権利を主張してよいとおもいます。

さて私は退職時に有給休暇を見事に全て使用しました。その時のお話をしたいと思います。

有給休暇が2年分、約40日残っていた

私は退職希望日の約半年前から転職活動を開始致しました。有給休暇は全日数取得する予定でした。しかし、上司は頭の固い人。反対が予想されましたので、慎重にすすめることにしました。

案の定、上司に反対される

私は退職を決めた時点で、早めに相談をしておくことにしました。退職希望日の3ヶ月前でした。勇気を出して退職を申し出ると、上司は寝耳に水、といった顔をし、慰留され、2週間程度そのままリアクションがありませんでした。

やばい、このままでは放置され、どんどん状況が悪くなる。そう思った私は勇気を出して上司に切り出しました。

「あの、退職の件ですが、引き継ぎは◯◯さんにお願いするつもりですがよろしいでしょうか?」

その時点で上司は既に心に決めていた様子です。

「あぁ、いいよ」半ば投げやりな返答が返ってきました。

やっと退職が認められました。そこで私は◯◯さん本人と、休みの交渉することにしました。
有給消化したいことを切り出し、◯◯さんの休暇への影響が最小限にすむように、休みを調整しました。そしてその交渉結果をカレンダーに落とし込み、上司に提出しました。

数日後、上司は私を別室に呼び出し、怖い顔でこう言いました。

「Kirrin君、この有給のとり方はどういうことだ?」

ある程度予想していたことですが、完全に上司の個人的感情による発言、と感じました。

「◯◯さんとの調整結果ですが、何か問題がありますでしょうか?」

「この有給のとり方は常識はずれだろ」

この時、私は怒り心頭の上司に対し、うまく怒りを逃がす、というやり方ができませんでした。多少うろたえた私は深呼吸し、ゆっくりと、労働基準法の決まりについて語ったのです。

「労働者の権利として取得できることは決まっており、使用者は正当な理由があれば拒否できる、となっています。◯◯さんと、調整して休んでも仕事が回るようにしているはずなんですが、◯◯さんから聞いてもらいましたか?」

今思えば、最悪の交渉です。結局、上司は苦い顔をして渋々引き下がり、私は有給取得することを押し通したような格好になってしまいました。

このときから上司は私にたいしてあからさまな敵意をぶつけてくるようになりました。

その一コマが最終出勤日に送別会。

部門のメンバーが約30名集ってくれ、最後の締めの言葉で上司は以下のような挨拶をしました。

「Kirrin君、君には本当にがっかりしました 云々」
なんと・・・・

上司は全員の前で私を避難したのです。こんな気持にさせてしまった私も悪いのですが、その時の私には、うまく上司の機嫌を取りながら有給取得をすることはできませんでした。

以上のように、私は有給消化することができましたが、なんとも後味の悪い結果になってしまいました。

有給消化したいのにできないトラブルは多いと聞きまし、実際、人事にいると有給消化できないことで不満に感じる社員からの問い合わせがたまにあります。私の場合、上司との正面衝突でしたが、あなたが上司に拒否された場合、以下の2点を押さえておくことがよいと思います。

有給消化できないときに押さえるポイント

あなたが有給消化できないときは以下の2点を確実に押さえましょう。

  • 事業の正常な運営を妨げない状況を用意している
  • 辞めた後の引き継ぎが正常にできている

この2点がしっかりしていれば、退職時の有給休暇は拒否できません。その上で上司に反対されるならば、あなたは勝てます。参考までにプロセスをかいてみます。

  1. 退職の前に余裕をもって切り出す。できれば3ヶ月前、半年前なら完璧
  2. 引き継ぎ相手に確実に引き継ぎ、有給消化の調整を行う
  3. 人事に有給の残日数を確認しておき、知らぬふりをして有給消化ができるのか、法律的なことを聞いておく
  4. 上司に、引き継ぎ相手との折衝結果を報告がてら、有給消化を切りだす
  5. 反対されたら人事に相談した結果を持ち出す

いかがでしょう。私が行ったことを少しアレンジして流れをつくってみました。私の場合、3番までは完璧だったのですが、上司を感情的に押さえることに失敗してしまいました。ここは言い方なども工夫が必要でしょう。

しかし、上司が「有給消化する奴はありえない」と思い込んでいる場合は、ある程度、折り合いが悪くなることを見越していたほうが良いかもしれません。人事に事前に相談する、なども実際、嫌われるやり口ではあります。

しかし、有給残日数が40日近く残っている場合、絶対損です。小学校の夏休み並に休めるのですから、権利は主張してもよいと思います。

まとめ

  • 転職に必要なお金は以外と小額で済む
  • 有給消化は事前準備を周到にすすめよう。一番大事なのは十分な時間である。

あなたが転職準備をしていて、お金がどのくらいかかるのか不安な場合、この記事は役にたつと思います。引っ越しはしないことを前提としていますが、社会人のあなたはほとんどのものを既に持っていると思います。以外とお金がかからないことがわかりましたか。安心して転職活動に望みましょう。

さて、転職先がきまったら、有給消化ができないことが有ります。それも実に理不尽な理由をつけられることも。私の例ではたまたま私に知識があったので、取得できました。しかし、あなたに知識がない+上司にも知識がない場合、上司の感情で「有給取得は許さん!」となる可能性は否定できません。

最悪、そうなってしまってもよいように、事前準備を周到に行いましょう。最も大事なのは、十分な時間的猶予です。できれば3ヶ月前から「辞めます」と宣言しておくことができればよいですね。有給消化は労働者の権利です。「当然です」という顔をするのはいかがか、とおもいますが、引いてしまうと損をしてしまいます。

そうならないように正しい知識を得て、計画的に動きましょう。

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