
サラリーマンの給料が安い!自分の給料に満足していますか?大満足ならいいですね。しかし、私を含め、多くのサラリーマンは自分の給料に満足していないのではないでしょうか?
安い、と感じるにはそれなりの理由がありました。また、給料にかかる税金。重いですよね。ここでは改めてどんな種類の税金があるのか解説します。
貴方は自分の生涯年収がどのようになるのか、計算したことありますか?今回、外部ツールを使って計算してみました。驚愕します。では一緒に勉強して行きましょう。
Contents
世の中の給料の実態
突然ですが、あなたの年収はいくらですか?もし安い、と感じているのならば、まずは世の中の平均を見てみましょう。民間企業実態調査という世の中の企業の給料を調査したもの見てみます。
あなたの年齢によりますが、20代以上の人がこのブログの想定読者です。あなたが大手の企業の特殊な仕事をしていると、この平均を大幅に上回っていることもあるでしょうし、またそうでない場合もあるでしょう。
この平均値ですが、とどいていないから、と言って、あなたの給料が安いということには言い切る事はできません。
この調査結果は業界、地域を横断的に調査しています。当然、給料とは業界ごと、職種ごと、雇用形態ごと、地域、人ごとに違います。
飛び抜けて高い職種もあれば、そうでない場合も有ります。統計の結果は飛び抜けて高い給料の職種に引っ張られて上振れている可能性も有ります。
そのため、悲観的になる必要はありません。
さて、世の中の平均値をなんとなく知った上で、あなたの給料が安いと感じるのは以下の理由があげられます。
- 給料はそこまで安いが、お小遣い制であり、自由になるお金があまりない
- 業界違いの友人とくらべて安いと感じている
- 支出が多い
1はどうしようもありません。諦めるか、オクサマと交渉しましょう笑
2ですが、これはありえます。業界が異なると給料の水準は異なります。それも100万円単位で。転職を志すあなた、または転職したいけど本当にできるのか不安なあなた。
異業界でも同職種なら比較的、転職しやすい現状が有ります。こちらの記事に詳しく書きました。
3支出が多い場合は節税対策をしてみましょう。
趣味などにつかうお金をけずりたくない、というあなた、サラリーマンでも節税は可能です。こちらの記事に詳しく書いています。
給料が安いなら転職を考えるのもよい
ポータブルスキルを身につけると転職が可能
あなたが今の会社の給料を安いと感じ、不満足ならば、転職を考えるのは良いでしょう。30代、40代、転職可能です。50代も可能。今は空前絶後の売り手市場。求職者優位の時代です。企業は人手不足なのです。
ただし、転職にはポータブルスキルを身につける必要が有ります。ポータブルスキルのはその名の通り、持ち運び可能なスキル。
たとえば、課題の発見や課題解決、部下育成など、項目は汎用性、つまり、職種を越えても必要とされるもの。これらのスキルはどこの会社でも必ず生かすことのできるスキルです。例えば以下の項目などはまさに当てはまります。
- 現状の把握
- 課題の設定
- 計画の立案
- 課題の遂行
私は若い頃ニッチな部門の仕事を10年近く続けたのですが、今のところ、自分のキャリアの約に立っていません。当時、給料が安いことが不満でした。安いだけではなく、退職金が非常に少ないことも不満の一つ。
このままここにいるとリスクが高まるばかり、という焦りが有り、30代前半で転職活動をしました。
しかし、マッチする会社が全くないどころか、書類通過すらしませんでした。ただの1社もです。転職市場においては全くの無価値だったのです。
この経験からポータブルスキルの習得がいかに重要か、ということを悟りました。
転職で給料を上げるのは可能です。実際、私は転職を成就させ、給料も50万円以上、上がりました。安い給料をある程度満足の行く給料に変えるのは可能なのです。
その変わり、転職はリスクでも有ります。全く知らない文化を持つ組織で知らない人と働くのですから、それなりの覚悟が必要ですね。
給料が安いなら副業を考えるのもよい
サラリーマンは安定した職業であるように見えて、以外と不安定なものでもあります。パワハラを受けることだってあるんです。上司によってあなたの会社生活の安定度合いは全く違ってきます。
私はパワハラにより転職から数ヶ月で退職したので、失業経験が有ります。その経緯はこちら。転職先が決まっておらずに退職したので、いざ、会社を退職して転職先が決まっていない、というのは非常に不安定な気分になるものです。
その時に実感したのですが、安いと感じていた給料ですら、自力で稼ぐことができない、ということ。
会社に所属していることのありがたさを実感したと同時に、サラリーマンの給料1本だけに依存していては身にかかる脅威から、家族を守ることができない、ということを感じました。
あなたはなにかサラリーマンの給料以外の収入の柱はありますか?サラリーマンに相性がよいのがネットビジネスではないかと思います。私も色々模索中です。
サラリーマンの給料から引かれる税金の種類
あなたは税金を意識して生活していますか?いいえ?ですよね。私も普段の日常で税金を意識することは殆どありません。しかし、サラリーマンでも税金の知識を深めるといろいろと得をすることがあるんです。
あなたが納めている税金は大きく2つ
住民税
住民税とは、1月1日時点で、居住している都道府県・市区町村に納付するものです。この住民税は2部構成となっています。
所得割
(総所得金額等-所得控除額)×税率-税額控除額
税率はあなたの所得に応じて決まります。
均等割
市町村民税3,000円
道府県民税1,000円
合計4,000円(年額)
の2つからなっています。
所得税
収入から一定額を控除した金額である所得に対して課税されます。会社員のあなたは所得税が給料から天引きされています。
これらの税金についてより、詳しく知りたい場合はこちらの記事に詳しく書いています。
具体的な額が知りたい場合、私が愛用しているサイトをこっそりお教え致します。こちらです。
具体的な額をいれていくだけで、税金の金額を算出できます。
具体的な手取りを知りたい
税金の種類は多くありません。しかし、十分な額を取られているんです。結局手元に残るのはいくらくらいなのか。額面から税金や社会保険料などを引いた手取り額を知りたい場合は、あなたの税引前の給料に0.8をかけます。
例えば、あなたの年収が500万円の場合
500万円(収入)*0.8 = 400万円(手取り)
月収手取りも同じ計算式で出すことができます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
いかがですか、税金の種類はたった2種類ですが、手元に残るお金はあまり多くはないことが実感できたでしょうか。さて次は生涯年収の計算です。更に愕然とする現実が!
生涯年収の計算
さて、次に生涯年収の計算です。これは、単純な計算ながら、あまりやったことのない人も多いかとおもいます。なぜなら、会社の賃金テーブルは公開されていないことが多いからです。そ
のため自分の年収を試算しづらいこという事情があるかと思います。以下に簡単に生涯年収の計算サイトを紹介します。
実に簡単なツールです。以下のように、該当箇所を埋めていきます。

ここでは以下の条件で計算してみました。
- 男性
- 大卒
- 卸売業・小売業
- 100人以上
計算すると、生涯年収は2億2459万円となりました。

この生涯電卓、計算はかなりラフで、つっこみどころがないわけではないですが、(例えば残業がすくなすぎるとか)あなたの給料を大まかにつかむことができます。
賃金構造基本統計調査に記載されているデータを元に計算をしているようです。
当たらずとも遠からず、という数字ですね。
手取りが重要です
さて、この額ですが、手取りは異なりますよね。あなたの手元に入るお金はここから当然減ります。ここでは生涯年収に0.8をかけて算出しました。
上でも紹介いたしましたが、この0.8という数字は精緻ではありませんが、大きく外しません。
生涯手取り年収を出します
179,672,000円(約1億8千万円)
となりました。どうですか?寂しい額のように感じますね。
このお金で老後までを設計しなければなりません。試しに、90歳まで生きる設定をしてみます。
1年あたりに換算します
上ででた額をざっくり70年等分してみると・・
2566743円(約257万円)/年
1ヶ月あたりに換算します
213,895円(21万4千円)/月
どうでしょうか?ここでは年金額を一切考慮していません。今後どんどん減っていくことが予想され、悲観的すぎるかもしれませんが0円でシミュレーションをしてみました。
生活はできそうですが、例えば、一家4人を想定してみると、最もお金がかかる期間は乗り切れなさそうですね。この中から旅行に行ったり趣味に使ったり、お小遣いを捻出したりする必要もあるのです。
収入が途絶えてしまう定年後、あるいは再雇用終了後はかなりつらい生活が待っていそうです。
つらい現実に愕然としますね。もっと若いころにこれをやっていれば、すこし意識して生活していたかもしれません。
ともかく、サラリーマンは自分で老後の設計をしなければならないようです。今のうちから収入の柱を複数立てておくことを開始する必要があるかもしれません。
会社に依存していると自分の首をしめる現実が待っていそうですね。
まとめ
あなたがサラリーマンで、給料が安いと感じている場合、自分のいる業界や選ぶ職種である程度待遇が決まっています。
安いと感じるならば、転職は給料を上げるチャンスでもあります。また、サラリーマンの給料からは2種類の税金ががっつりひかれています。これも手元にあまり残らない理由なんです。
住民税と所得税、ここに社会保険をあわせると手取りでだいたい額面の8割くらいとなります。これを生涯年収で計算してみると・・愕然としますね。
今回の記事では90歳まで生きるシミュレーションで年金額を加味せず計算しました。この額では生活できるギリギリの水準かもしれませんね。
世の中には副業を禁止している会社が多いですが、サラリーマンが生涯を送るには会社の給料だけでは少しつらいことがよくわかります。あなたも何かはじめて見ませんか?