今日はまさに、イノベーションの現場に立ち会いました。とても新しい体験です。
なんと、大衆酒場で髪を切りながらお酒を飲むという、イベントです。
一見なんの脈絡もない二つのサービスを掛けあわせることで新しい体験を提供する。こういう試みも目の当たりにして、お客さんが喜んでいるのをみると、何をやったっていいんだということがよく分かります。イベントの詳細はこちら

場所は私の大好きなライブ酒場、松久さん。松久さんについての紹介はこちら。祝日の昨日の昼の14時からお邪魔しました。
この時間帯でも、お客さんはたくさんいて、金曜の夜のようにお酒を飲んでいて、とても昼に来たとは思えないような雰囲気が既に出来上がっています。とてもいい感じです。
役割分担としては以下のような格好。
- 場の提供 大衆酒場松久さん
- カット Kuu Hair / BarBerShopみき / king of barber grant
居酒屋は酒を出す、カットハウスは髪を切る。これだけをやっていては、当たり前なんですが、これを一緒にすることで、なんと楽しく創造的な場になることでしょうか。私を担当してくれたのはGrantさん。こちらがカットの様子。

カットを担当してくれたGrantの方にお話を聞いてみました。
「なぜこのような発想に至ったのでしょうか?」
「もともと僕らはお酒が好きで音楽も好きで。それだったら一緒にやってしまえということで始まりました」
「なるほど!ところで仕上がりがロックを感じさせるリーゼントヘアが得意な印象なんですけれどもお店のコンセプトはロックなんですか?」
「私は基本的にはhiphopが好きなんですけどね。westsideな」
おっと、話があうかも。そこからしばらく音楽の話で盛り上がり、カットがおわり、では、髪を流しますので、あちらへどうぞ。という流れ。
そうそう、髪の毛は切った後は髪の毛をシャンプーしますがここではどのようにされるのかとても興味があります。
こちらです!とお店の裏口にまわり、バケツが用意されており、かがみこんでホースのお湯でバシャバシャと髪の毛を流すスタイル!このワイルドさ。たまりません。
それがおわると、髪の毛を拭き、ポマードでスタイリングをしていただきました。仕上がりはこんな感じです。


普段しない髪型をするのはとてもたのしいものです。テンション上がり、ポマードも購入いたしました。ちなみに、 ポマードは大衆酒場松久さんとのコラボで、オリジナルポマード。

天ぷら油を使用しているというパンチが効いたギャグが真剣な字体で印刷されているのがなんともたまりません。アナログレコードをモチーフにしているところも音楽への愛を感じます。
そのままお酒を飲み続けるという流れ。
隣のお客さんもカットの様子を見て思わず俺もお願いしようかなというノリになり、すぐにカット。
店内にはサッパリした男前が並ぶという壮観な様子を見せていました。お客さんの許可をえていませんので、掲載できないのが残念です。私の写真だけで雰囲気を掴んでください笑

あたりまえを少し工夫することで、とても楽しく創造的な場になります。会話も弾みます。酒場は社交の場。楽しい場を提供することで、人との交流を促す!それならなんだってやっていいんですよ。Ohyeah!
20191026追記
動画が完成したよー!との連絡をいただきました。なんとめちゃめちゃかっこいいロックのPVみたいです。
こんな大衆酒場、ありますか?
「あたりまえやん、ウチは幸せを形にするクリエイティブスペースですから」
店主のロッキンかっちゃん氏の言葉がはっきりと聞こえました。
ではまた。