
転職の履歴書の書き方、正しく理解していますか?学歴はどこから書くのか、在職中の場合の職歴の書き方は?この記事ではそんなあなたの疑問を解決!
また、職歴でアルバイトのかけもちをしている場合の書き方についても解説していきます。
Contents
履歴書の学歴はどこから?
履歴書をあまり書いた経験がなければ、いざ書くとき、学歴って、中学校から?高校から?など、迷うもの。履歴書の学歴はどこから書くの?
実は明確な決まりはない
実はどこから書くのか、という明確な決まりはありません。
一般的には
年 月 | 学歴 |
平成○年○月 | ○○高校卒業 |
平成○年○月 | ○○大学○学部○学科入学 |
平成○年○月 | ○○大学○学部○学科卒業 |
上記は大卒を想定しました。ポイントは、以下2点。
- 学校名、学部学科は正式名称で書くこと。
- 最終学歴の一つ前から書くのがスタンダードである
- 大学卒の場合は高校卒業から書く
- 高校卒の場合は中学卒業から書く
上記2点を守ればよいと思います。
そもそも、市販の履歴書を見てみてください。学歴欄は3行しかないものもあります。どこから書くか悩みようがありませんね笑
転職の場合、学歴はほぼ関係ありません。まれに、学歴について、学校について、聞かれることも有ります。しかし、限りなく少数派の会社です。
ちなみに、私(30代後半)が転職活動をしている中で学歴や高校時代のことについて聞かれたことが1度だけありますが、大変な違和感を覚えました。
「こ、高校時代のことですか?」と思わず聞き返しそうになりました笑。
通常、採用担当者は学歴には関心がありません。学齢よりも職歴が関心事です。間違いや非常識的な書き方がなければ問題ない部分ですので、正確に書きましょう。
在職中の職歴の書き方
では次に職歴の書き方を見ていきます。あなたが在職しながら転職活動をしている場合、職歴の書き方は2通りあリます。
現在在職中とする書き方
年 月 | 職歴 |
平成○年○月 | ○○株式会社 入社 現在在職中 |
以上 |
「以上」を右端の欄に記載すると締まります。
現在に至るでしめる書き方
年 月 | 職歴 |
平成○年○月 | ○○株式会社 入社平成○年○月 |
平成○年○月 | 現在に至る |
以上 |
「現在に至る」の年月日は提出日を書きます。在職中の書き方はどちらでも構いません。
在職中の履歴書の書き方のポイント
両方の書き方とも、ポイントは以下の3点です。
- 左寄せで書く
- あまり沢山書き込まない
- 「以上」を右寄せで書く
左寄せ、というのは、人間の心理ですが、文章を読むとき、左から右に読んで行きますよね。これがずれていると非常に不安定な印象を持ちます。私が届いた履歴書を見るときは、左寄せになっていない履歴書を見ると無意識のストレスを感じます。
また、沢山書き込む必要はないと思います。あなたが転職活動をしている、と仮定して、あなたの職歴がある程度、沢山あるのであれば、職務経歴書が有ります。
職務経歴書はあなたの経歴とPRポイントを伝える書類。そちらに譲ります。私が転職活動をしていたときは以下のような感じで書いていました。
平成○年○月 A株式会社入社
平成○年○月 A株式会社退職
平成○年○月 B株式会社入社
平成○年○月 B株式会社退職
平成○年○月 現在に至る
以上
実際、A者の中では異動が何度もあり、昇進もあり、沢山書いていました。しかし、活動を勧めている中で見直しました。
ポイントは履歴書を見る人間が理解し易いか。スッキリしているか。ということです。
転職の場合、じっくり見るのは職務経歴書です。こちらをみながら面接をするので、履歴書に同じことを書き込む必要はあまりないのです。
最後に「以上」は書くと、スッキリと締まりますので、是非かきましょう。
アルバイトのかけもちはどう書く?
では、あなたの職歴にアルバイトのかけもちがある場合の書き方について解説します。複数の仕事をしていることの書き方のポイントはわかりやすく伝えること。これにつきます。
二通りの書き方があり、あなたの状況によって理解してもらいやすい方を選ぶのがよいです。
時系列で書く
入社・退職を時系列で書いていきます。かけもち回数があまり多くない場合はこれで構いません。
以上
年 月 | 職歴 |
平成28年4月 | A株式会社 アルバイト入社 |
平成28年5月 | B株式会社 アルバイト入社 |
平成29年3月 | A株式会社 退職 |
平成29年3月 | A株式会社 退職 |
以上 |
「以上」を右端欄に記載するのを忘れずに。
入社順に一行でまとめる
以上
年 月 | 職歴 |
平成28年4月 | A株式会社 アルバイト入社(平成29年3月まで勤務) |
平成28年5月 | B株式会社 アルバイト入社(平成29年3月まで勤務) |
以上 |
スッキリしますね。かけもちしてたんだな、ということもわかります。これはどちらが正しい、というものではなく、あなたの状況に応じて使い分けるとよいと思います。時系列で書く場合は煩雑になりがちなので、職歴が多い場合は入社順に一行づつまとめるのがよいかもしれませんね。
まとめ
- 履歴書の学歴にルールはないが、最終学歴の一つ前から書くのが一般的
- 在職中の職歴の書き方は二通りある
- 在職中という書き方
- 現在に至るという書き方
- アルバイトの掛け持ちの書き方は二通り
- 時系列で書く
- 入社順に一行にまとめて書く
転職、あるいは新卒、アルバイトの履歴書の書き方はルールはありません。しかし、一般的であり、見る人が理解しやすいように配慮されているか、が印象を左右いたします。
学歴についてはどこから書いてもよいですが、特にアピールしたいポイントがなければ、高校卒業から、か、中学卒業から書いて差し支えないのではないかと思います。
また、在職中の転職活動の場合も相手に理解してもらいやすい書き方が望ましいですね。アルバイト、正社員でもそうですが、かけもちなどで、職歴が沢山ある場合、スッキリとまとめる工夫がよい印象を残す履歴書の書き方です。
履歴書はあなたの第一印象になります。手を抜かず、工夫して書きましょうね。