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中途採用、最終面接での質問内容の例を参考に対策し、転職を成功させよう!

中途採用の最終面接ではどのようなことを聞かれるのでしょうか。ここでは転職活動を通して私が実際に経験したことを踏まえながら、質問内容の例を紹介、あなたの最終面接対策になれば幸いです。

中途採用の最終面接ではスキル面への質問は少ない傾向

転職の最終面接では社長が出てくるパターンが多いと思います。そのため、社長の段階では細かな実務的スキルを確認することはまれでしょう。「まれでしょう」というのは、世の中にはいろいろな会社があり、一次面接から社長がでてくるケースもあります。

まさに、ケースバイケース。私が受けて、内定がでた会社も一般的な面接とは少し異なるパターンの会社もふくまれており、社長にあわずに内定がでた会社もあります。

しかし、最終面接では共通して同じようなことが聞かれていました。では見ていきましょう。

中途採用の最終面接での質問内容の主旨は以下

  • 仕事に対してどのようなスタンスを持っているか?
  • どういうキャリアイメージを描いているか?
  • わが社にあう人物か?
  • 他社との併願状況(志望度合い)
  • すぐに投げ出さずに粘り強く会社に貢献してくれるか?

主に人柄をみきわめようとするスタンスの会社が多いです。最終面接が3次面接の場合はすでにそこまでの段階でスキルを見極めているため、事細かくスペックの面を見る必要はないのです。2次面接が最終面接の場合はスキル面への質問もあるかもしれません。

いずれにしても、最終段階までに面接官が確認をしておいた「考え方や志向性」が最終面接ではメモ書きとして、伝わっており、そこを再確認するようなイメージでしょう。

あるいは、確認できていない場合は最終段階で社長やその他役員が複数人数で確認する、という会社もあるでしょう。質問内容は上記のような背景にしたがって展開されます。

ところで、会社の社長は毎年のように退職者がでる痛みを痛感しています。以前私が勤務していた会社では、社長が毎月、退職者の確認をしていました。それくらい、退職者の情報というのは、社長にとっても関心の高いことなのです。意外でしょうか?

それもそのはず、社員を一人採用するのには大きなコストがかかるのです。

  • エージェントを通す場合は採用する社員の年収の約3割がフィー(といわれています
  • 人事部の労力

年収400万円の人を採用すると、120万円がフィーとして発生。安くないと思いませんか?それに加えて人事部門の労力もバカになりません。これは中途採用の場合はとくにそうですね。新卒採用の場合はエージェントが介在することはないですから、転職してくる人を中途採用する場合は一人ひとりに対してコストが明確に発生しているのです。

そして、採用してもすぐにマッチして大活躍!とはなりません。中途採用の人材でも会社の人間を覚えるところから始まりますし、活躍するまでには時間がかかるのです。

お金と時間をかけて採用した人材がやめてしまうのは社長にとって、会社にとっては多大な損失なのです。

そう考えると、質問内容が、考え方や意欲の確認にフォーカスが集まるのは自然でしょう。
では、例として、私が転職活動で、実際に受け、内定が出た会社での質問内容を記載できる範囲で紹介いたします。最終面接対策を立てるために役に立てばよいと思います。

面接官からの質問例

ここでは、転職者として私が実際に最終面接で聞かれたことを書いてみます。

A社 社長+役員3名

この会社は1次面接の時に課題を与えられました。あなたが当社で成し遂げたいことを文書にしてください。というものでした。

これに対して私はパワーポイントを作成してプレゼンを行いました。時間は30分程度だったと思います。質問内容は意外とすくなかったです。

  • Q:退職理由は?
  • Q:経営への興味はあるか?
  • Q:あなたの長所・短所を教えてください
  • Q:他社の状況
  • Q:内定を出したらいつから働けますか?

プレゼンは緊張しましたが、何とか乗り越え、そのあとの質問コーナーは確認程度、という印象を持ちました。質問自体は10分程度で終了、そのあと、性格テストを行い、内定ととなりました。

この会社のパターンは少ないのではないでしょうか?最終面接で課題のプレゼン、というのはあまり聞きませんね。中途採用でなく、新卒採用ならしばしばあるのかもしれませんが・・

しかし、課題をとおしてみているのは入社意欲をみることができるのと、期限内に課題をまとめる力、プレゼン能力、質問対応力、などがわかります。

スキルを見ながら、意欲、辞めないかどうか、という点を一度に見る、という面接です。ある意味合理的です。

B社 社長面接の次に現場の部門長面接というケース

一次面接が社長が出てきたこの会社では、指定されてうかがった時間が19時スタート、終了したのが22時過ぎ、という異例の面接でした。異例というのは、私にとっても異例でしたし、会社内でも異例でしたようです笑

また、この会社は従業員が50名に満たない小さな会社でした。ですので、社長との考え方があうか、という点も重視されていたように思います。質問内容は以下です。

  • Q:経歴を簡単におしえてください
  • Q:退職理由は?
  • Q:他にどのような会社を受けていますか?
  • Q:前職でおこなってきたことを職務経歴書に沿って一つづつ確認、質問
  • Q:学校では何を学んでいたのか?
  • Q:どのようなキャリアビジョンを持っているか?
  • Q:いろいろな仕事をやってこられたようですが、このなかでもあなたの軸となるものは
    どれですか?
  • Q:社員の高齢化が課題となっている。アイデアはあるか?
  • Q:あなたの考える人事の仕事のイメージをそこのホワイトボードで図にかいてみてください
  • Q:人事評価のもつ本来の意味をしっているか?
  • Q:「人材のことで悩みを抱えている、技術者の流出である・・どうすればよいか」という具体的事例に対する意見を求められた
  • Q:前職を選んだのはどのような経緯か?

この会社では、一次面接が社長でした。通常の会社は人事部門から社長へ、候補者のレポートが行きますが、おそらく、社長から部長にレポートがいっているとは考えにくいので、二次面接では改めてスキル面への質問がでたのと、一次面接の質問をトレースするような展開になりました。

  • Q:エクセルは得意か?どんな関数がつかえるか、言ってみてください
  • Q:実際に改定に携わった規則類をおしえてください
  • Q:他社の状況をおしえてください
  • Q:退職理由は何か?
  • Q:どのようなキャリアビジョンを描いているか?

上記のような感じでした。他にも職務経歴書にそった質問などもありました。ずいぶん以前のことなので、あまり覚えていません。お許しください笑

この会社でも中途採用者を採用するのに慎重にみきわめようとする姿勢を感じました。一次も二次も退職理由をきかれました。キャリアビジョンもきかれました。

C社 一次面接で役員が出てきて内定したケース

  • Q:経歴を教えてください。
  • Q:退職理由は?
  • Q:職務経歴書に沿って質問
  • Q:他社の状況をおしえてください。
  • Q:あなたの長所は?
  • Q:思い通りにいかないことがあったときにあなたはどうするか?
  • Q:仕事で失敗したことをおしえてください
  • Q:あなたの経歴書の中であなた自身が発案してなしとげたことはどれだけあるのか?
  • Q:2・6・2の法則についてどう思う?
  • Q:どのようなキャリアビジョンを描いているか?
  • Q:エクセルのスキルは?

この会社は一次面接で採用権限を持つ人事役員さんが出てきました。面接は一次面接で終了。
ですので質問内容は、具体的な仕事のスキルへの質問も交えつつ、仕事への考え方や取り組み方への質問も展開されました。40分程度の面接のあとに性格テストがありました。

D社 社長+役員2名のケース

この会社では2次面接までに社内を案内してくれており、会社への理解が深まっている状態で最終面接に進むことができた会社です。社長役員が役員2名が列席されました。

  • Q:経歴について教えてください
  • Q:退職理由は?
  • Q:経歴を見ると業界に関連性がないが、なぜか?
  • Q:長く務めた会社を辞めたのは会社の思いと逆行しているが、自分のキャリアを優先した結果、会社は痛手を追っている。どう思うか?
  • Q:その他、仕事のスキルに関する具体的な質問

無愛想で、雰囲気が怖めの面接でした。「あなたの転職は、4番めの会社の思いと逆行している行動だ」という質問は経営者ならではの質問ですね。ちょっと戸惑ってしまいました。結果は内定しましたが、随分答えるのに苦労しました。

ちなみに、上記の質問が一通り終わったあと、「お酒は飲めますか?」や「健康ですか?」「スポーツはしていましたか?」などのパーソナルな質問がありました。通常、合格フラグ、と呼ばれるこれらが出たので、面接中に小さくガッツポーズをして帰ってきた会社です。

「合格フラグ」についてはこちらの記事にも書いていますので合わせてどうぞ。

その他に、一次面接で聞かれて困った質問

  • あなたはどのような人生を送りたいですか?

最終ではないですが、このような質問は最終質問でくることが予想される質問の一つですので、書いてみました。ちなみに、この会社ではうまく答えられなかったです。結果はNGでした。

対策はどうする?

結論から言うと、面接対策というよりは自己分析が先だと思います。面接の対策ではなく、自分がどうなりたいか、ということをしっかり、分析し、文章化してしっかり説明できるようにすることが大切です。結果的にそれが、面接対策になるのですけれども。

必ず聞かれると予測されることを予測すると以下ではないでしょうか?

  • 退職理由
  • キャリアビジョン
  • 会社への入社意欲(他社の状況)

これらを総合して長く勤めてくれるかどうか、という見極めをしていくのです。対策としては、これらの質問を意識し、自分のキャリアをしっかり描くこと。これにつきます。

私が内定を得た会社では押しなべて対策というよりは自分のやりたいことをしっかり説明できるように、準備していました。

具体的にはワードにべたうちで文章化していくのです。ただ、方法が全然スマートではないですので、よい方法があれば、ご意見募集いたします笑

まとめ

  • 中途採用の最終面接ではスキル面への質問はあまりない
  • 社長や経営陣は長く働いてくれる人間かどうか見極めたい
  • 上記のような人間を見極めるために、転職理由やキャリアビジョンをしっかり聞き取る

最終面接では上記のような流れとなるでしょう。経営陣は転職してくる人間をどのようにみているか。経営陣の立場に立つと、質問内容もなんとなく想像がつきますね。中途採用で転職してくる人、というのは何らかの不満を抱えて退職するケースか、ステップアップするか、という2つの選択がほとんどでしょう。

一次面接でもすでに説明しているかもしれませんが、そこをしっかりとみつめなおし、文章化し、ちゃんと説明できるようにしておくことが対策となります。

私が実際にうけた質問内容も例として参考にしてみてください。また、関連記事としてはこちらも合わせてどうぞ。最終面接での合格率や合格フラグについて解説しています。