
転職で最も大事と行っても過言ではない、自己分析。面倒くさい、と思っていませんか。自己分析、て何をしたらよいのかわからない。大手の転職サイトもみたが、難しくて使えこなせない・・
というあなた、自己分析は超簡単です。これだけやる、と決めたことをやってみましょう。時間はかかります。しかし、必ずあなた自身のことについて売り込むことができるようになります!
やり方をかきましたので、ご覧ください。また、例として、実際に私が使用した自己分析シートも添付しました。合わせてどうぞ。
Contents
自己分析とは
自己分析をしっかりやることは転職活動で最も大事である、と思います。何しろ、自分を知り、売り込むわけですから、どこから突っ込まれても回答できる状態で企業を訪問する必要があるのです。
そのために自己への理解を深めておく必要が有ります。
自己分析は簡単
自己分析簡単です。ただし!すぐにできるものでもありません。なぜならば、自己分析は自分ひとりでやっていても見えないこともあるのです。
まずは自分で紙に書き出してみて、エージェントさんやメンターに見てもらう、実際に会社を訪問して面接の中で反応を見る、というプロセスも大事だと思います。
自己分析のやり方
自己分析は以下の2つのステップで進めるとよいと思います。
- 自己分析の項目を必死で考える
- 人に見てもらい修正する
自分ひとりでも行き詰まってしまうこともあります。例えば、エージェントさんやメンターに聞くのもよいでしょう。
では、やり方をみてみます。以下自己分析に必要な項目を見てみます。
- 転職をする理由
- 自分の強み、どのように貢献できるか
- キャリアのビジョン
- 会社えらびの基準
これだけです。これらをひたすら深く考えるのです。できそうな気がしてきたでしょう。また、これらは面接で必ず聞かれることなので、ここをしっかりやるとそのまま面接対策になります。
特に大事なのが退職理由です。ここは最後まで聞かれる部分。最終面接でもしつこく聞かれますし、逆に質問のトーンに粘り気が増す、というか笑。実際に最終面接で聞かれたことなどをこちらの記事にまとめていますので合わせてお読みいただけるとうれしいです。
これらの項目がなぜ重要か一つづ積みてみます。
退職・転職理由
これは最重要と行っても過言ではありません。あなたに何ができるのか、という点も需要ですが、会社側はあなたのスキルを買う、ということ以前に、あなたという人を知らなければ投資できません。
基本的に人を採用する、ということは長く働いてほしいのです。特に売り手市場の現在は、人を採用することは大変です。
しかし、企業はコンスタントに人を採用する必要が有ります。中途も新卒も合わせて。企業の新陳代謝という言葉はあまり好きではありませんが、高齢化が課題になっている会社が多い今、若年層を採用して育て、会社を支えてもらいたい、というのが経営者の本音。
ですので、企業は人を雇うことに慎重になり、また退職理由をじっくりネチネチと聞き取るわけです。
ここが曖昧だったり、グラグラしてたり、人に説明するときにちゃんと説明できなかったりすると面接では100%落とされます。
自分の強み、どのように貢献できるか
自分のキャリアを振り返ってきて、何を成し遂げたか、書き出してみます。最初は箇条書きでよいと思います。小さなことも書きます。また、プロセスも書いてみます。
○の課題に気づき、○を提案し、○をおこなったところ、○という結果がでた。
という具合です。
これをまとめると、職務経歴書に書く項目になります。これらを書き出していった結果、あなたの強みとしている部分が出てきます。例えばこんな感じ。
- 継続力にあった
- 粘り強さがあった
- 人との折衝力があった
- プロジェクトマネジメント力があった
など、自分でも気づいていなかった色々な発見ができるとおもいます。
これらを一通り書き出したあとに、一言でまとめてみます。
私の強みは○○です。そのエピソードとしては・・・という具合に続けば、面接の練習にもなりますね。
キャリアのビジョン
自分がどのようにキャリアを築いて行きたいのか、書いてみます。難しくありません。
例えば、私は管理系職種なので、扱う商材が何か、ということよりは、管理系の仕事の中でなにをしてキャリアを築くかということを考えています。
「これをキャリアの幹にしたいです」と言いながら、会社はゼネラリストを求めていますので「望まれるなら、なんでもやります」のスタンスも同時にもっている必要が有ります。
私の場合、ヒト、モノ、カネ、という経営資源の中で生きていくことを決めています。
会社が成り立ってる要素を分解して、「ヒト」の分野でキャリアを太くしていきたい、や「カネ」の分野でやって行きたい、などとすると語りやすいし、キャリアを考えやすいのではないでしょうか。
会社えらびの基準
まず、業界です。次に会社です。企業によっては「なぜうちの会社を?」「本当にうちでいいの?」と聞いて来られることが有ります。
中小企業はなぜうちのような会社に着目してくれたのですか?という意味もあり、また、本当にうちで続けてくれるのか?という意味も有ります。
ある程度名前の通った会社の面接ではこのような感じではなく、うちにきたいの?というスタンスですが笑
それはさておき会社を選ぶ際には必ず優先順位があると思います。こちらの記事も参考になると思います。ここでは会社を選ぶ際の決め手について書きました。
例えば、リクルート社の調べによると、多くの人が会社えらびの際に決め手としたのは以下の順だそうです。
- 年収
- 仕事内容
- 勤務地
- スキル・経験を活かせる
- 企業の将来性
- 待遇/福利厚生
- 休日/休暇
- 社風/雰囲気
- 規模/安定性
- 勤務時間
- 評価制度の有無
- 教育体制
- 知名度
この順には私は少し疑問があります。年収がトップに来ていますが、どうでしょう。私は人間関係を重視しますけど・・ということで、私の場合を並べてみました。
- 仕事内容
- 勤務地
- 社風/雰囲気
- 休日/休暇
- 年収
面接ではこれらをそのまま言うと、「それでは別の会社でもよいのではないですか?」となります。正直、建前も使っていました。「まず、御社は会社の強みが際立っていることです。」と言っていました。
しかし、本音は人間関係がよい会社で長く働きたい、という望みのほうが強いです。いくら会社やブランドが強くても、ブラックな会社は選びません。
さらに、絶対にイヤなことリストトップ5も作ってみます。私の心の声です。
誰にもバレませんので、どんどんわがままに書き出します。
- 勤務地が1時間以上かかる
- 転勤がある
- 年収が今より50万円以上下がる
- 人の雰囲気に馴染めなさそう
- 経営層と馴染めなさそう
こうやって見ていくと、よい部分がそろっているであろう会社+いやなところも少ないであろう会社、という視点が形成されます。求人を見る目がスナイパーのように冴えてきます。是非行ってみましょう。
自己分析のやり方
さて自己分析のやり方を紹介しましたが、効率的に進めるにはツールを使用すると、よいと思います。私は「9マスシート」というツールを使用して分析しました。単に9マスに分かれているだけのシートですが大変役にたちました。紹介いたします。
こちらの記事でも書きましたが、9マスシートとは「行動習慣ナビゲーター」の佐藤伝氏が提唱する、頭の中の考えを余すところなく出すためのツールです。
人間はマスがあると埋めたくなる修正があることを利用しています。私は実際に自己分析を行うのにこのシートを使って行いました。
自己分析を始めたころはこのようなツールを使わず、「自己分析をしている」とも考えずに職務経歴書を書いていく中でなんとなくやった気になっていました。
しかし、絶対にツールを使用して行うことをお勧めいたします。参考までに、私が使用したツールをDLできるようにしました。
こちらからどうぞ。→自己分析シート
上で書いたように自己分析はむつかしくありません。しかし時間はかかります。シートを使うことで少しでも効率的に進めることができるとおもいます。
使ってみてください。例えば、「こうしたほうがいいんじゃないか?」と思ったらアイデアください!
まとめ
- 自己分析は転職で最も重要である
- やり方は自分で作り、人に見てもらうというステップ
- 考える項目は以下
- 転職をする理由
- 自分の強み、どのように貢献できるか
- キャリアのビジョン
- 会社えらびの基準
- 考える項目は多くないが、時間はかかるのでツールを使うと効率的
- おすすめは9マスシートを使うと早い
自己分析のステップはまず自分で作る。他人に見てもらい、評価をもらうのがよいでしょう。やり方は、簡単。4つの項目をひたすら深く考えるのです。特に需要なのが、転職理由です。
必ず聞かれますし、最終面接でも聞かれます。やり方はわかった、しかし効率的に進めたいあなたはツールを使って行うことをお勧めいたします。
私が実際に行ったシートを例として配布いたします。これ、結構いいですよ。使ってみると、意外にもでてくるものです。自分への理解が深まり、面接対策になりました。
自己分析は転職の出発点であり、最重要項目です。意識してしっかり取り組みましょうね!