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転職で説得力のない志望動機は落とされる!?面接での自己紹介のコツを例文つきで解説!

あなたは転職活動で志望動機を聞かれたことはありませんか?この志望動機、結構、NG理由につながるんです。採用担当者の視点から、こんな志望動機について切り込んでみました。合わせて、説得力のある志望動機の話し方を記載しました。

また、転職の面接で自己紹介をしますよね。この自己紹介は面接の流れを左右する大事な第一歩なんです。この自己紹介でコケると、面接全体がぼやけると言っても過言ではありません。こちらも例文を載せましたので、あなたの転職活動の参考にしてください。

こんな志望動機は面接官の負担を増やす

転職の面接で「当社を志望頂いた理由を教えてください」と聞かれること、ありますよね。
こんなとき、あなたはどのようにこたえていますか?
例えば以下のような答え方、あるいは以下に近い答えかたをしている場合、「志望動機」としての印象は薄く、面接官はハテナを抱くことになります。

  • 「御社の◯◯の部分に魅力を感じました」
  • 「成長性のある御社で自分も成長したいとおもって志望いたしました」
  • 「経営理念に共感いたしました」
  • 「御社の製品を長年愛用しています」
  • 「御社のことを親が推薦したからです」

説得力ありますか?上記のようなことを真剣に語られても、私は何もかんじません。面接官は長く一緒に働く仲間となる人物を採用したいのです。長く一緒に働く仲間とは、会社に利益をもたらしてくれる仲間のこと。

利益とは数字だけのことではなく、その人物を採用することによって、会社や部門の雰囲気がよくなる、あるいは雰囲気に自然に溶け込める人物を採用したいという思いが有ります。

採用を担当している私は常に「よい人物を取らなければならない」というプレッシャーを感じています。ここで、「当社へ入りたいのかよくわからない」けど、口先では「入りたい」と言っている人物を採用するには採用担当者の仕事が増えてしまいます。これはどういうことでしょうか?

あいまいな志望動機はNGにつながりやすいのは事実

採用担当者の立場を考えてみてください。担当者は、企業のトップと、現場に責任を負っています。コストをかけて採用する責任と、現場によい人材を提供する責任です。この責任は重大です。ですので、「志望する動機がよくわからない」人物を採用するわけにはいかないのです。

ですので、あなたが、もし「魅力的な人物だな」と思われたら、採用担当者は自分の人物的な魅力や言葉を駆使し、あなたを自社のファンにする努力をし、面接のステップが進む段階で自社に入りたい、という気持ちにさせる必要が有ります。

求職者のあなたは、ライバルとの差別化を図るためには、早い段階で採用担当者に、「自社への熱意も高く、有能である」という一歩抜きん出た存在としてアピールしたいもの。

転職はライバルとの競い合いです。あなたが「うん、能力ありそうだ」と面接官に納得してもらっても、より能力がありそうで、人物的的に配属先の職場により溶け込みそうなライバルが現れると容赦なくNGを食らうのです。

ここはまさに運とタイミングの世界です。しかし、運とタイミングは面接でどれだけよい印象を残せたか、という部分である程度コントロールできます。説得力のある志望動機で「うん、いいね」という印象を残せるには十分な準備が必要です。

説得力のある志望動機はPREP法を使って語ろう

あなたはPREP法をご存知でしょうか。言葉は知らなくても社会人経験の長いあなたなら、
もしかしたら自然につかっているかもしれません。
PREPとは以下のアルファベットの頭文字を繋いだ単語です。

  • P:point
  • R:reason
  • E:example
  • P:point

「志望動機を教えてください」と聞かれた時は、文章を上記の構成でかたるとよいと思います。面接ではストレートに「志望動機をおしえてください」と聞くケースや、二次面接など、一歩進んだ段階で、「今の当社への思いやお気持ちを聞かせてください」などと聞かれるケースも有ります。例文を作成してみました。

P:まず結論を述べます
「はい、私は御社を志望した理由は(質問によっては御社が第一志望ですなど)自分の◯◯という経験を御社で活かせることができると思ったからです」

R:その理由を述べます
「その理由ですが、御社は◯◯という分野に力をいれておられ、私の経験してきた◯◯という経験は業種は違えど、近いものがあると思っています。異業界からの経験はあたらしい提案をできるとおもっていますし、どんどん企画をして行きたいと思っています」

E:活躍してくれるだろうと思わせる例を述べます。
「私は前職で(現職)で◯◯の案件を手掛けたことがあります。この仕事のなかでは、◯◯という困難が有りました。

この時、チームの力を借りることをしなければこの壁を乗り越えることは出来ないと感じましたので、チームを作ることを上司に提案。そのチームで案の作成を推進し、◯◯という案を作成し、先方に提案したところ、見事に受注を獲得することができました」

P:ここで、また結論を繰り返します
以上のことから、私の◯◯という経験を活かして御社で活躍することができるというイメージを描くことができる為、御社を志望致しました。

いかがでしょうか。私の妄想で作ってみました笑。この例文の中のポイントですが、あなたの強み、御社の求めていること、御社に貢献できること、が盛り込まれていることです。独りよがりになり勝ちな志望動機をWINーWINにできるように作ってみると、面接官も納得、転職も成功に一歩近づきます。

自己紹介は面接における導入となる最も重要な部分。

さて、転職の面接で、一番始めに求められる自己紹介ですが、あなたはこの自己紹介、どのように説明していますか?私が面接をおこなっているときに困るパターンは以下のような方です。

  • 話が長い
  • 散漫である
  • やってきたことがイマイチつかめない

これらを解消するとあなたの自己紹介は劇的によくなるでしょう。そもそも自己紹介とは面接の中でどのような位置を占めているのでしょうか?面接の一般的な流れを記載してみます。

  • 自己紹介
  • 志望動機
  • (面接官から会社の紹介があることも)
  • 職務経歴書を見ながら面接官から質疑応答
  • 最後に逆質問

上記がオーソドックスなスタイルでしょう。もちろんこの流れ以外の流れも有りますが、概ねこのような感じでスムーズに会話形式で進んでいくパターンが多いと思います。この中でトップバッターが自己紹介です。

最初に、しかもあなたからボールを投げることができる場なんですね。実は面接の中で結構重要な部分です。ぜひ有効につかいたい時間です。

自己紹介は1分程度が望ましい

「では簡単に自己紹介をおねがいいたします」と面接官が切り出すと、「よし」と大きく息を吸いましょう。ここで長々とお話するのはNGです。面接官は序盤から疲れてしまいます。人の話を聞くのは神経を使いますし、ましてや初対面、しかも、これから一緒に働くことになるかもしれない人物の語る言葉を聞くのは非常にストレスのかかることです。

面接官も真剣なのです。その面接のスタートをあなたは託されたわけです。
ここでは1分程度で簡潔に、しかも自己PRをさり気なく混ぜて、後の会話の中で、フックとして聞いてもらえるような仕掛けづくりをしておくとベストですね。

自己紹介のコツは盛り込み過ぎないこと

簡単な紹介文を以下のような形で作成してみました。コツは盛り込み過ぎないことです。自己PRの部分など、あれもこれも、と言いたい気持ちになりますが、自身のキャリアの中で最もうりにできる部分を1エピソード、簡潔にまとめ、後で面接官が食いついてくれるようなフックを残す気持ちで話すのが良いでしょう。

ご挨拶

◯◯ともうします。本日はお時間を頂戴いたしまして、誠に有難うございます。

職務経歴書に沿って話す

大学を卒業して◯◯という会社に就職致しました。そこで◯◯の事業部で◯年間、◯◯の仕事をメインに携わってきました。その後、◯年間、◯◯の事業部で◯◯の仕事を行いました。

強みをさり気なくPR

◯の仕事を通じて、◯◯の受注を達成致しました。これは社内でも表彰され、自分の自信にもつながりました。この事を通じて私は◯◯という強みを得ることが出来ましたし、御社でも活かすことができるのではないかと思っていますので応募させて頂きました。

最後にまた挨拶

本日はどうぞよろしくおねがい致します。

このような流れを1分程度でお話できるとよいですね。ここまでを簡潔にまとめる、面接官がメモを取り、あとで聞こう、と思ってもらえたらこちらのペースに持ち込めます。面接の流れを面接官が主導し、「腑に落ちない」点をどんどん聞き出すような流れになるとNGがでる可能性が高まります。

そうではなく、あなたのスキルの中でここをもっと聞きたいな、と思わせるような、深掘りしてもらえるフックを作るのが自己紹介なのです。ぜひ、工夫をしてみてください。

まとめ

  • 説得力のある志望動機はPREP法で完璧!
  • 自己紹介は1分程度で自己PRを交えて話そう!

説得力のある志望動機、なかなか工夫がいりますね。しかし、フレームを押さえるとそれほど難しいことではありません。企業研究をしっかりおこなえば、自ずと出てくることでしょう。

また、転職の面接における自己紹介は面接の流れを左右する大事な場面です。ここをしっかり押さえることができれば、面接はスムーズに進むでしょう。例文を参考に、さりげない自己PRを盛り込み、会話のフックをつくれば流れを主導できますね。

ぜひ、自分で流れをつくることを心がけ、面接官の心を掴み、幸せな転職を勝ち取りましょう!

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