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2017年の七五三お参りはいつ、早生まれの場合も知りたい!初穂料の金額相場、のし袋の書き方、印刷はOK!?

子供の成長を祝う七五三。お参りはいつ、初穂料の金額相場はいくらくらいなのか、わからないことだらけですよね。ここでは2017年の七五三のお参りにベストな日、早生まれの場合や、初穂料の相場やのし袋の書き方、2人のときや連名で書くときの方法、印刷されたのし袋をつかってよいのか、などなど、疑問はつきません。本記事を読めば迷いが全てハレますよ!

なお、服装についての疑問はこちらの記事にかきましたので、合わせてどうぞ。

七五三とは

改めて七五三て、そもそも何?ちゃんと説明できますか?

七五三(しちごさん)とは、7歳、5歳、3歳の子どもの成長を祝う日本の年中行事であり、神社などで「七五三詣で」を行いご報告、感謝、祈願を行う奉告祭。

  • 数え年3歳(満年齢2歳になる年)を「髪置きの儀」とし、主に女の子が行う(男の子が行う例もある)。江戸時代は、3歳までは髪を剃る習慣があったため、それを終了する儀。
  • 数え年5歳(満年齢4歳になる年)を「袴儀」とし、男の子が行う。男子が袴を着用し始める儀。
  • 数え年7歳(満年齢6歳になる年)を「帯解きの儀」とし、女の子が行う。女子が幅の広い大人と同じ帯を結び始める儀。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E4%BA%94%E4%B8%89

私は恥ずかしながら、3歳を祝うのは「主に女の子」ということをしりませんでした^^;こどもの成長を祝う大切な行事であり、氏神様に参ります。時期は11月が一般的です。

初穂料とは何か

初穂料とは祈祷を上げてもらう神社への感謝の気持ちの現れとしての金額のことをさします。玉串料とも呼びます。神社にお参りをする際、のし袋に入れて納めるお金ですね。

金額の相場は決まっている

相場は実は決まっている神社が多く、電話で予約を行うときに教えてくれます。HPを持っている神社の場合は掲載されていることもありますが、多くの神社はHPを持っていません^^;

以下が一般的な料金相場です。

  • 5000円
  • 10000円
  • 30000円
  • 50000円
  • 100000円

決まっている理由は金額によってあらかじめお土産が準備されているからです。

書き方はどうするのか?

一般的には大字(だいじ)を使います。
大字とは

他の漢数字や片仮名との混同、改竄による詐欺を防ぐため、法的な文書(例えば戸籍や会計、領収書や登記など)で用いられる。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%AD%97_(%E6%95%B0%E5%AD%97)

大字の例を書きました。

算用数字 大字
0
1
2
3
4
5
6
7 漆、質
8
9
10
20 弐拾
30 参拾
100 陌、佰
1000 阡、仟
10000

初穂料の相場はどのくらいか

初穂料・玉串料で最も多い金額は5000円、伍仟円と書くのがスタンダードでしょう。

  • 5000円
  • ¥5000
  • 5千円
  • 五千円

と書いても何も言われはしませんが、この大字で書くのは日本のしきたりのようなもの。しきたりに則って行うのがスマートなように思います。以下に金額を大字で書いてみました。

  • 5000円   :伍仟円
  • 10000円  :壱萬円
  • 30000円  :参萬円
  • 50000円  :伍萬円
  • 100000円 :拾萬円

これくらい押さえておけば問題無いでしょう。

お金は何に包むのか

お金は何に包み、書き方はどうするのか。のし袋を使用します。のし袋には中袋が付属していますので、これに入れます。のし袋、中袋への書き方は以下のようになります。

連名にするときは右から年長者の名前をフルネームで書く

 

表に金額、裏に住所と子供の名前を書く

書き方で迷うのが、複数の子供がいる場合です。2人の連名の場合やそれ以上のときの書き方は一つののし袋・中袋で問題ありません。子供が2人のとき、または複数のときの書き方は上の図を参照してください。その際の書き方で注意しておきたいルールは年長者のフルネームを右に書き、左に年少者の名前を順番に書く、という点です。

ちなみに、筆がベストでしょう。最もカッコがつきます。次に筆ペンですね。ボールペンでも何も言われませんが、ここはしきたりに従い、筆ペンを買って来ましょう。

のし袋は印刷でもOK?

水引と、「初穂料」があらかじめ印刷された封筒はないのでしょうか?あります。これでも問題ありません。筆ペンで書くのが面倒、という方は印刷されたのし袋を使用するのもよいですね。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/bungu/06710305.html?sc_e=slga_pla

2017年のお参りはどの日がよいのか?

ズバリ11月15日です。これは2017年だろうが、2018年だろうが関係ありません。永遠に11月15日が基本の日です。なぜか。それは、古来から決まっているです。七五三の起源は室町時代と言われています。旧暦の15日は縁起のよい日、とされていたのですね。
では2017年の11月15日は何曜日?なのか。水曜日なのです。

2017年のカレンダーを添付しました。11月15日は見事に平日ですね。

引用:http://www.himekuricalendar.com/taian

働いてるあなたは七五三のためになかなか休みを取りづらいでしょう。では11月15日以外はどうなのか?現代では10月11月の間で行う、という形が一般的です。

また、いつまでに行えばよいのか、というあなたはこちらの記事をオススメ致します。参考にどうぞ。

15日が土日の場合、大混雑が予想されますので、2ヶ月間の間でお参りに行く、というのが定着しています。では候補日はどの日になるのでしょうか?

六曜を根拠に決めている人が多いが、実は関係ない

あなたは六曜、という言葉をしっていますか?しらないかもしれませんね。でも大安、仏滅などの言葉は知っていますよね。これを六曜といいます。

  • 大安
  • 仏滅
  • 先勝
  • 友引
  • 先負
  • 赤口

もともとは中国の占いだったようで、カレンダーには吉凶の目安として記載されているこも多く、冠婚葬祭や、儀式を執り行う日を選ぶことに根拠とされます。しかし、実はこの六曜は仏教や神道とは関係がありません。

仏教では占いを禁じていますし、神事にも六曜による吉凶は関係がありません。また明治時代には迷信であるとして禁止すらされました。

七五三も同じく、六曜による吉凶は関係がありません。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E6%9B%9C

ただ、年長者は六曜の吉凶を信じている人が多く、「仏滅に七五三をしたいと思う」というと反対されるでしょう。そこさえ、うまく説得できれば、ズバリ以下の日が最も混雑をさけることができます。

  • 10月21日(仏滅)
  • 11月18日(仏滅)

あえて仏滅の日を狙います。でも、仏滅、てなんか・・・と心配なあなた。「仏滅ですが、この日しかできなさそうなのですが、どうでしょう」などと神社に相談してみましょう。

「六曜を気にする方もおられますが、気にせずに行われる方もおられますよ」

「神事を執り行う日としては、大丈夫ですかねえ」

「はい、特にそういうことは関係なく執り行っていますよ、気になさる方がおおいだけで、中には仏滅でも行うご家族もおられますね」

などの会話ができれば、親に「神社では仏滅に神事を執り行うことは禁忌ではなく、結構気にせずやっているご家族は多いみたいだよ」などと、最もらしく説明ができますね(^^)

早生まれの子はいつお参りに行けばよい?

この課題を取り扱う前に、改めて、数え年と満年齢についての考え方を解説いたします。

数え年

明治時代まで使用されていた年齢計算の方法で、生まれた年を1歳とし、新年を迎えたら1つ増える。12月31日に生まれた人は1月1日に2歳になる。

満年齢

自分の実年齢。現代では一般的に使われてる年齢計算。

早生まれの子の場合、(1月1日から4月1日生まれ)は迷う点があると思います。それは同級生と同じときにするのか、満年齢で行うのか、ということですね。結論から言えば、明確な決まりはありません。どちらでもよいです。

同級生と同じタイミングで行うなら数え年で行うのもよいですし、子供の成長を祝う儀式として取り扱うなら満年齢で行うのもよいですね。

子供の成長を祝う儀式は他にもある

地方によって行う内容が異なることをしっていますか?ここでは地方の特徴的な祝の行事を紹介いたします。

東北では

七ツ詣り(ななつまいり)

新潟県十日町では数え年7歳の男の子が山登りをし、山の頂上にある松苧神社に参拝する行事です。

十日町市松代・松之山地域の総鎮守であった国の重要文化財『松苧神社』。標高360mの松苧山山頂にある松苧神社を目指し、数え年7才に達した男子が初登山に挑み、参拝を行う珍しい伝統行事

引用元:https://gurutabi.gnavi.co.jp/i/i_63969/

7歳の男の子が300mの山を登るとは・・・なかなかタフな行事です。

関西では

十三参り(じゅうさんまいり)

関西では京都・大阪を中心に、十三歳を祝う儀式があります。これは七五三ほど一般的ではないですが、数え年で13歳になる男・女の子が、虚空蔵菩薩(こくうぼさつ)にお参りする行事です。こちらは氏神様にお参りする七五三と違い、お寺にお参りすることが特徴ですね。

私のオクサマは関西出身ですが、京都の法輪寺で十三まいりを行ったそうです。

京都では法輪寺が有名
http://www.kokuzohourinji.com/

大阪では太平寺
http://www.taiheiji.com/

奈良では弘仁寺
http://www.kouninji.org/

茨城県では村松山虚空蔵堂
http://www.taraku.or.jp/top.html

東京では浅草寺
http://www.senso-ji.jp/

特に、京都の法輪寺ではお参りした後、嵐山の渡月橋を渡るまで後ろを振り返っては授かった知恵を返さなくてはならない、というなんとも古式ゆかしい言い伝えがあります。七五三に比べて、まだまだ地名度がありませんが、関西では有名です。

九州では

川渡祭(かわたいさい)

福岡県の高良大社では茅の輪くぐりという風習があり、数え年で七歳の子供や、還暦や厄年の人が茅の輪をくぐり厄を除けるものです。これは川渡祭(かわたいさい、別名へこかきまつりとも呼ぶ)といい、時期は11月ではなく、6月に行います。

http://www.kourataisya.or.jp/matsuri/hekokaki

へこかき、の意味ですが、「へこ」とはふんどし、「かき」とは「穿く」の意味、つまりふんどしをまわす、の意味で、茅の輪くぐりと同時に行われます。

七草祝い(ななくさいわい)

鹿児島には七草祝という風習があります。1月7日に数え年で7歳になった子供(男女)が神社にお参りに行きます。そうして、お参りのあと、親戚やご近所の家を7軒周り、七草粥を頂きます。

照國神社が有名

http://www.terukunijinja.jp/page0004.html#abc4

地方に残る風習や祭りは歴史もあり、なんともよいですね。七五三だけではなく、こういう地方に伝統的に残る風習も参加してみてはいかがでしょう。きっと子供にとってもよい思い出になります。

まとめ

  • 2017年の七五三の日は11月15日。これは例年同じであり、変わらない
  • 11月15日にお参りすると混雑が予想される
  • 六曜(吉凶)は七五三や行事ごとに関係ない。ここを気にしなければ仏滅の日が空いている可能性が高い
  • 初穂料の金額相場は5000円からスタートする。最も多いのは5000円か10000円
  • 書き方はのし袋・中袋を使用し、大字で記載するのがスマートである
  • のし袋には水引や「御初穂料」などと印刷されているものもあり、これを使用するのは問題ない
  • 早生まれの子供の場合、数え年、満年齢のどちらで祝うか迷うがどちらでも問題ない
  • 地方には七五三以外にも子供の成長を祝う行事ごとがある

2017年は、あるいは2017年にかぎらず、七五三のお参りをする日は11月15日と決まっています。ここが大安、土日なら超混雑が予想されます。そのため、現代では10月から11月の間に行うことが一般的になっています。暑いことを我慢さえすれば9月に行うご家庭もあり、「こうでなければならない」という決まりはありません。

また、神社に納める初穂料の金額相場は5000円からが多いです。その際は大字を使用するのがスマート。日本のしきたりです、自分の子供が大人になっとときに教えてあげられるように、しっかりやってあげましょう。

また、のし袋への書き方、よくわからない場合、記事の中の図を参考にしてください。2人、あるいはそれ以上の場合は連名で記載するのは問題ありません。

七五三は一生に3度しかない貴重な行事です。私もアルバムをめくると、なんとも幸せな気持ちになります。しっかり祝ってあげましょうね。

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