会社がつまらない、人間関係がつまらない、仕事がつまらない。もういやだ、やめたい!という気持ちのあなた。
特に40代の管理職層や、実質的なリーダーの方などは私も気持ちがよくわかります。そんなあなたの気持ちを代弁する記事を書いてみました。一緒に見ていきしょう!
私がつまらないと感じた瞬間
私は20年間近くサラリーマン生活を過ごしてきました。経験をもとに、私が感じたつまらない瞬間を記載してみたいと思います。
会社の文化編
家族のような雰囲気の人間関係
家族的な雰囲気っていいですよね。 響きがいいですよね。なんかあったかい感じがする。 あなたの会社がどうでしょう?ギスギスしている?
それもストレス溜まりますが、必要以上の近い距離も、私には苦痛でした。
社員同士が下の名前で呼び合う。いいことのようにも見えますが、無言の年功序列を生み出します。
また苗字呼び捨ても、 家族的雰囲気の会社では許されたり。 社員同士の近さを演出するテクニックです。
私は中途入社でこのような文化の会社に入りましたが、 違和感を感じ続けました。下の名前で呼び合ったり、苗字呼び捨ては、無言の服従を強いているともいえるでしょう。つまらない文化です。
昼休みに社員同士がオンラインゲームで盛り上がっている
これも微妙です。複数の社員がオンラインゲームで共通の話題を毎日のように口をするのは、やはり違和感を感じます。もちろん強要はありません。しかし同質のサークルができるわけです。同質サークルは入ってしまうと居心地がいいですね。
しかし同質サークルは、集団を維持しようとする力が大きく働くので、私は会社コミュニティにも 会社外コミュニティにもどっぷり浸かるということは意識して避けています。
ちなみに私は会社内の上記ような人間関係に入ったことはありません。つまらないからです。
社員同士が休日に遊んでいる
いいことのようにも思えますが、社員同士が遊んでる話を聞いた時に、家族でさえも、たまに距離を置きたいと思っている私からすると、毎日顔を合わせている他人と時間を過ごすことが信じられなく感じました。
人間関係に最も大事なのは、 承認をし合っていること、 適度な距離では。つまらないのは私のほう?
社内ゴルフコンペが頻繁に開催されている
社内のゴルフコンペがある会社は多いでしょう。ゴルフが好きな方がいいと思います。しかし老若男女全員がゴルフが大好きだと勘違いしてる人が多すぎます。
社内のゴルフコンペで盛り上がりたいのはミドル層以上の偉い人たち。若年層はそれに付き合わされる、 つまらないと思っていても断ることができないので、実質社内のゴルフコンペは強要されていると言っても過言ではないでしょう。
ちなみに私の3社目の会社ではゴルフコンペの前に練習をするために社員同士が集まったりしていました。楽しいのならいいのでしょうけれども、ベタベタと近すぎる人間関係は馴れ合いを生む温床に。
そもそも自分が選んだビジネスパートナーじゃないのに
多くのかたにお叱りを受けることを覚悟で言うと、そもそも一緒に働く相手を選んだのは会社じゃないか!
なんで好きでもない人と仕事しないといけないのでしょうか。よく分かりません。 人間関係を作れるような相手じゃない人とも一緒に働くことだってあるでしょう。
そもそも仕事をする相手は選びたい。
私の場合、 何かにチャレンジをしている人、挑戦したい人を応援したいです。それがコーチングを続けていきたい理由です。
チャレンジをしたいと思う気持ちがあれば、行動は持続しますし、能力も上がってきます。 成果も近づくからです。
世の中に価値を提供するのが仕事ですので、 社内の人間関係に、必要以上の労力をかけるのは本末転倒ではないでしょうか。
会社の仕事編
意思決定が遅い
意思決定は各階層で行われますが、最終意思決定者であるトップが、意思決定能力をする意識と覚悟がないと意思決定のスピードは遅く、役割も曖昧になっていく傾向になります。
このブログを書いてる私は、社長の苦しみや経営者の苦しみは、経験していないので理解できません。
ですので無責任なこと承知で書いてみますと、トップが意思決定をするんだ、ということを決めると、 社員とのコミュニケーションも変わると思います。
なんでも曖昧にしてしまう文化は、トップに大きな責任があると感じます。
社員の役割が不明確
トップの意思決定が曖昧だと下の階層も曖昧になります。当たり前です。そうすると集団維持に社員の意識が向き、変化を嫌う文化の一丁上がりです。
その中で育ってきた管理職は、安倍首相のようなマイルドで、人当たりが良いが、自分の意見があるようなないような、決めるような決めないような人が評価されます。
「あいつはうまくやっている」
と言う評価です。
典型的な保守的文化です。これは仕事がつまらないです。守ることに意味があるからです。正確に言うならば、 守ることに意味がないのではなく、 守ることだけに徹してしまうからだめなのです。
実に人間らしいといえばそうとも言えるかもしれません。
40代のあなたの気持ちを代弁
40代のあなたは、会社の中でも重要なポストにある事だと思います。もしかしたらこの記事にたどり着いたあなたは、重要なポストでありながら、会社の仕事がつまらないと感じているかもしれません。
会社の中で認められ、部下も持たせてもらい、給与もそこそこある。人間関係も悪くない。
つまらないから会社を辞める、そんな考えになるのが40代ならではかもしれませんね。筆者の私は40代になってから、 会社生活をやめました。
40代、もうチャンスなんてない、なんて感じる方もおられるかも分かりません。私の仲間には50代半ばから起業しようとしてる方もおられます。 40代はまだまだチャレンジできます。
ちなみに、自ら辞めたように書いてますが、半分は会社が背中を押してくれました。 その様子はこちらに書きましたのでよろしければご覧ください。
https://kirrin.work/jinjiidou-jiki-kyohi-riyu/
Twitter やフェイスでは、個人事業主として会社員の10倍ぐらい稼いでる個人の投稿をよく見かけます。自分とはかけ離れた世界に住む人たち。憧れの気持ちもありながら自分がそうなるとは思わない。
でも会社の仕事もつまらない。私もそんな気持ちでしたが、会社を辞めると決めてから1年間、自分が個人事業主としてやっていくスキルを磨いてきました。
そうすると会社を辞めた瞬間から、企業のコーチングのお仕事をいただくことができました。
お仕事の規模は大きくありませんが、この先やっていけるのかという不安は一切なく、 むしろ希望的、楽観的観測と自己効力感に満たされている感じです。
スタンフォード大学の心理学者アルバートバンデューラさんという方がいます。この方が自己効力感という言葉を発明しました。
自己効力感=「実際にそれをすることができる能力」+「自分にはできるという気持ち」
と言えます。準備をするとこの自己効力感が高まっていきます。逆に言えば準備をしなければつまらない仕事が一生続くということです。
振り返ってみると
会社がつまらない、人間関係がつまらない、趣味は自分の時間などない!というあなた。 特に40代のあなたはとても真面目で会社のために貢献してきた過去もあるかもしれません。
しかし一度きりの人生です、チャレンジをするのに遅いことはありません。つまらないと思った時は、準備をスタートする時かもしれません。