働き方

自信がない女性、3つの特徴とその接し方!職場編

 

あなたの周りにもいませんか?職場でちょっと困ったな・・という女性社員の方。あるいは、あなた自信が自信がなくて困っているのかも・・

今回は、職場で自分に自信がないと感じている女性の特徴と対処法をご紹介します。本来優秀なのに自信がないため結果が出せていない部下や同僚がいる場合など、接し方の参考になれば嬉しいです!

では一緒に見ていきましょう。

ライター:しょこここ

職場で自信がない女性

4月になると新社会人が生まれますね。私自身は入社式というものに参加したことはないのですが、年々若返る新社会人に自分の年齢を感じます。新社会人と何歳差かをついつい考えてしまう…これは私だけでしょうか?(笑)

それはさておき、仕事は生きていくうえで切っても切り離せない存在ですよね。そして1日に費やす時間も長い分、仕事に関しての悩みがある方も多いのではないでしょうか。

仕事は好きでも職場の人間関係がうまくいかなかったり、逆に職場の人間関係は良くても自分の成長を感じられない仕事だったり。また給料などの待遇面でも上を目指すときりがないですね。

さらに女性は妊娠・出産や育児の際には長期間仕事を休む必要があり、他の職員にフォローしてもらうことも必要になります。

それをきっかけに職場で自分がいていいのか自信がないと感じる女性もいるようです。希望にあふれた新入社員には、男女に関わらず自信を持って生き生きと働いてほしいですよね。

では特徴と接し方のコツを見ていきましょう。

職場で自信がないと感じている女性の特徴3つ

特徴①:周囲を気にしすぎる

ゆとり世代は上司が飲みに誘っても誘いにあまり応じないため、コミュニケーションがとりにくいという特徴があると言われます。

仕事が終わってからの時間は自由ですし、行くのも行かないのも自由です。ゆとり世代と言われる年代の私は、誘いに応じない気持ちもよくわかります。

しかしながら、仕事を効率よく行うためにコミュニケーションは必ず必要になります。勤務中に積極的に会話に加わらなかったり会議での発言が極端に少ない特徴がある場合は、職場での自分に自信がないと感じているかもしれません。

自信がない女性は、会議で自分の発言が的外れと思われるのではないか、雑談でもどう会話に混ざったらいいのかわからず結局あまり輪に入れないということがあります。

また学生時代を思い出してもらえればわかりますが、特に女性同士はちょっとしたことがきっかけで関係がうまくいかなくなってしまうことがあります。ましてや職場という利害関係のある場ではますます委縮してしまいます。

そのような自信がない女性が職場にいる場合は以下のように接して見ましょう。

1)なんでもない雑談の時に自然に輪に入れる

職場のコミュニケーションはとても重要ですね。ちょっとした会話が職場での生産性に大きく影響します。

生産性の高い職場は心理的安全性が高い

心理的安全性という言葉があります。これは、アメリカのグーグル社が、約4年もの年月をかけて実施した大規模な労働改革プロジェクトでの成果として、チームの生産性を最も高める要因を以下のように発表したものです。

『心理的安全性は成功するチームの構築に最も重要なものである』

このことがきっかけで、人事の世界で大きく注目を集めているキーワードです。簡単に言うと、職場で自分を偽ることなく、巣の自分をさらけ出せることが最も生産性を高めることにつながる、ということです。

あなたの職場はどうですか?自分をさらけ出せる環境がありますか?これは意識して安全な職場環境を作ろう、としなければできないことです。

最もよい職場は、コンフリクト(意見や利害の衝突、葛藤、対立)がおきたとしても、それを前向きに捉える職場です。

職場での全ての活動はなんの為にやっているのでしょうか?日々の仕事を回すため?

答えは明確だと思います。「経営陣が成し遂げたいことを成し遂げる為」です。ちょっと難しい脱線しまくりですが、もう少しお付き合いくださいね笑

たとえば、経営陣が成し遂げたいことが「○○の地域の20代~30代の女性をターゲットに○○の商材を広げ、ブランドを確立する」であれば、それを達成する為にメンバー皆で頑張るのです。

その目的を達成するために、メンバーはコミュニケーションを頻繁にとり、アイデアを出し合い、協力する必要があります。

職場でコミュニケーションがあまりなく、自信がない、自信が持てない状態になっている女性社員、あるいは男性社員も、積極的に意図的にコミュニケーションを取る必要があります。

そのためには、先輩社員や上司や同僚であるあなたが積極的に職場の雰囲気づくりをする必要があります。

なんでもない雑談はとても有効です。少し古い調査ですが、「職場の上司と部下の関係実態調査」2010年という調査を紹介致します。この中の項目に、上司と部下の信頼関係が雑談によって深まった、という調査結果があります。

http://www.shushokuzaidan.or.jp/assets/files/shurochousa2010_hokokusho.pdf

業務外のコミュニケーションは嫌われる、という傾向があり「飲みニケーション」なる言葉は死滅したかの様に見えました。

しかしながら、この結果を見ると昔ながらのコミュニケーションスタイルにも大きな効果があることが分かります。

お酒をのむだけが手段ではありませんから、業務の中でもちょっとした会話があるととてもよいと思います。積極的に雑談の時間を設けるのがよいですね。

2)会議の時に意見が納得できない場合でも否定しない。

相手から出てきたアイデアを、よい意見でないと感じることもあります。そういう時は否定しないことが鉄則です。「そうだね、そういう意見もあるよね」など、肯定してあげてください。

有名なテクニックに「Yes・But法」という方法があります。

https://school.nikkei.co.jp/news/article.aspx?aid=MMSCe9000001122016

  • ① 相手の言うことをペーシングで肯定
  • ② 信頼関係が構築できたらBut「しかしながら~」を繰り出す

というテクニックです。

相手との信頼関係がある程度構築できている場合は、ストレートに「しかし」と切り出しても問題ないでしょう。しかし自信がない女性社員との信頼関係があまり築けていない場合、もう一段突っ込んだテクニックも駆使する必要があるかもしれません。

  • ① BUTと直接言わず、他の角度からみるとどう?たとえば○○の場合は?など、もう一歩踏み込んで質問してみる。
  • ② 本人が困ってしまったら、他の人に振ってみる。「今○○さんが言ってくれたことの視点はよかったよね。他の視点からも見てみたいんだけど、△△さんはどう思う?」など、本人が言ってくれたことを意味がないものとせず、場をファシリテートする

このように、場に参加している雰囲気を意図的につくることが必要です。会議では意識的にファシリテートすることで、メンバーの一員として参加している意識を醸成することが効果的でしょう。

特徴②:高圧的な態度をとる

職場で高圧的な態度をとる女性は、一見自信があるように見えます。しかし、仕事に自信がないことを隠すために高圧的な態度をとる場合があります。

アドラー心理学で有名なアドラーはこれを「劣等コンプレックス」と名付けています。こちらのウェブサイトでは漫画でとてもわかり易く解説されています。

https://yuk2.net/man/123.html

  • 劣等感とは前向きに頑張る為のエネルギーの源である
  • 劣等コンプレックスとは劣等感を行動で解決することを諦めて歪んだ状態になっていること

アドラーは劣等感は誰もが抱いている感情であり、決して悪いものではなく人が成長するために必要なものである、という定義をしています。

劣等コンプレックスはこの劣等感を解決することを諦めた態度であり、歪んだ態度につながることになります。その歪んだ態度とは大きく3種類。以下に説明します。

  1. 攻撃的な態度
  2. 自慢話をする
  3. 不幸のアピール

高圧的な態度はこの1や2に入るでしょう。この態度によって周囲に自分の存在を認めさせているといってよいと思います。

この態度によって、周りの雰囲気が悪くなってしまったり、ミスを指摘できなくなったりとあまりいいことがあるとは言えません。

その場合の接し方はとてもむつかしいです。コンプレックスは本人の問題であるからです。本人が自分で乗り越えて初めて周囲との接し方が変わります。

外部から気づきを与えるには・・以下のことくらいでしょうか?

評価できるポイントは伝え、ミスは責めない

高圧的な態度をとらなくても、承認されることを理解させることが必要でしょう。本人は承認欲求が強いのです。

つまり、他人に認められたい、という欲求がものすごく強くそれが満たされない状態にあるといって良いでしょう。

承認を求めている人には承認を与えてあげるるのが一番。難しくてなかなかできないことですけどね。

特徴③ 自己評価が低い

職場で自信を持てない女性の特徴として、自己評価が低いことが挙げられます。その理由としては以下の理由があります。

  • 成功体験がないこと
  • 過去の失敗にとらわれている
  • 育児など家庭の事情で周りにフォローしてもらうことが多い
  • 自分のしている仕事が、職場でどう役に立っているのかわからない
  • 周りに認められていないと感じる

自己肯定感のチェックはこちらのウェブサイトが面白いですよ。ちなみに、私の結果はこんな感じでした。

https://commutest.com/guest/affirmation/result/i3y3.php?score_i=18&score_y=16

自分を過大評価して指示を聞かないのも困りますが、能力があるのに自信がないことで力を発揮できないのはもったいないですよね。

自己評価が低い女性社員の場合も、高圧的な態度の女性社員と同じですが、あくまでも本人の問題。本人が自分で乗り越えていくことが根本治療になります。

その為、できることは実は限られています。

  • 承認欲求を満たしてあげること
  • コミュニケーションを増やし、お互いが遠慮なくフォローしあえる環境をつくること
  • 会社が目指す姿を共有、その社員が全体の中でどんな役割を担っているのか理解してもらう

結果的に、全てのケースについて同じような接し方となりました。シンプルな回答ですがやってみるととても難しいと思います。なぜならば職場は会社のやりたいことを達成する場所です。

自信がない女性社員の自信をつけさせる養成学校ではないからです。あなたや周囲は自信を付けさせる取り組みに上記のような葛藤を感じるでしょう。

しかし、あなたの職場の自信がない女性社員(あるいはあなた自身)も、難関な入社試験をパスしてきたハズです。能力発揮ができていないのならば、潜在的に有しているハズの能力を開花させるのは周囲のメンバーの責任でもあるでしょう。

あなたが職場で自信がないと感じている場合

ここまでは、主に職場で自信がないと感じている女性社員の特徴と接し方をご紹介してきましたが、ここからはあなた自身の場合により焦点を当てていきます。

実際、私も前の職場で仕事に自信がないと感じて悩んだことがありました。ひどい肩こりや足の裏の汗など、体にも影響が出てきていました…。

職場で自信が持てないのは性格もあるとは思いますが、いくつかの考え方をご紹介します。

①:完璧な人はいないと知る

職場で自信を持てない場合、実際にそうなのかそうではないかには関係なく、周りが自分より仕事ができると感じていることがあります。劣等感を感じているのです。

しかしよく考えてみると、難関な入社試験をパスして働いているのであれば本来能力の差はそんなに大きくないはずです。

どうしても自信が持てない場合は、仕事ができると感じる上司や同僚に失敗談を聞いてみるのがおすすめです。

誰でも失敗はあるはずなので、自分だけがたくさん失敗をしているわけではないことが分かると思います。

トライする人間は必ず失敗しているのです。これは特に新しい取り組みをする場合が顕著なのですが、未知のことへ挑戦する場合、全て自分で仮設を立てて検証する必要があります。

不確実なことを確実にする過程で失敗があるのは当たり前。これはレベルの差はあれど、どのような場合にも当てはまることだと思います。

②:成功体験を積み重ねる

大きな成功体験でなくても成功体験は自信につながります。

認知行動療法というものをご存知でしょうか。「こんなことができないなんて、なんて自分は○○なんだ」という歪んだ思い込みによる自己評価の低さなどを健やかな状態に戻すのにはよい方法です。

しっかり取り組むととても効果がありますが、その分大変です。まずは簡単に取り組める方法を試してみるのもよいでしょう。例えば、自分で自分に○をつける、という方法を毎日繰り返すことです。

毎日きちんと出社している、など些細に思えることでも自分に○をつける。できればこれを紙に書き出し、記録しておくことです。手帳などはよいですね。

こんな感じです。

  • 今日も満員電車を我慢して出社して偉かった。
  • 会議で自分の意見を発言して偉かった
  • 電車でお年寄りに席を譲ってあげて偉かった
  • 赤信号で横断歩道を渡らなかったので偉かった

実は褒める所は沢山あることにきがつきます。それを毎日していると本当に沢山の○がつくようになります。自分を認めることで職場でも自信を持っていられるようになります。

さらに、職場での成功体験を手帳などに書き留めておくとベターです。そのため、仕事への関わり方は積極的であることが望ましく思います。

自信がなくなったときに立ち直るきっかけになるはずです。

③:「仕事は仕事」と割り切ってしまうのも考え方

仕事で結果を出してバリバリ昇進したいという女性であれば別ですが、そうでなければ仕事は仕事と割り切ってしまうというのも一つの考え方です。

日本と欧米の労働者の意識が大きく違っていることはなんとなくテレビなどで見て感じることがあるかと思います。欧米型の労働者に憧れること、ありませんか?

ここを少し解説する為、日本型雇用と欧米型雇用の違いに触れますね。なんだか、話が壮大になりましたが、少しお付き合いください笑

日本型:メンバーシップ型

人に仕事をあてがう発想。何ができるかわからないが、能力がありそうだからという理由で一括採用をします。新卒大学生を一括採用するのは日本の雇用市場では常識ですが、これは世界の中でも日本だけでしか行われていないってしっていましたか?

経験ゼロで採用され、配置された現場で少しづつ仕事を覚えていくOJTにより、ステップアップするスタイルです。これは誰もが役員クラスになることができるという方式です。

仕事は「ここからここまで」という区切りは非常に曖昧です。仕事の範囲はなんとなく決まり人によって仕事の分担は大きく違います。

欧米型:ジョブ型

仕事に人をあてがう発想。例えば、あるポストに空きができると、その仕事を遂行できる人をヘッドハンターが引き抜いてきて採用する、ということをイメージするとわかりやすいでしょう。欧米型の社会では仕事のスキルがない若者を雇用するということは行いません。

職務に対して、人をあてがうので、仕事の範囲が明確です。基本的に、「事務員で入れば一生事務員」。職位や給与が上がることはほとんどありません。

そのため、「それは私の仕事ではありません」という態度は一般的です。

日本型と欧米型の雇用スタイルを見てみました。ここで、あなたの仕事に対する態度を決めましょう。

例えば、あなたがどんどん仕事の範囲を広げ、貢献したいという気持ちで働くのならば、そもそも「仕事は仕事」という割り切り方は合わないかもしれませんね。

しかし、「私はこの範囲の仕事だけ」という仕事スタイルでもまだまだ需要があるのは事実。上をめざす、というよりもあなたの時間をお金に変えるイメージですね。

「私はジョブ型」という態度を決めるなら、それも立派な生き方のスタイル。人生は仕事の為にあるわけではありませせん。

人生を楽しむということを人生の第一目標にするのはとても積極的な態度であるとおもいます。

多くの人が死ぬ前に「あんなにガムシャラに働くんじゃなかった」後悔しています。

https://tabi-labo.com/156441/5-regret-before-die

仕事を割り切ってしまうと、その分金銭的豊かさはある程度制限されることは覚悟する必要がありますね。加えてこれから定型的な仕事はAI化が進み、なくなっていきます。

「就職してお金をもらう」という考え方だけではなく、自分の好きなことをビジネスにする、という生き方も模索してみるとよいかもしれません。

まとめ

今回は、職場で自信がないと感じている女性社員の特徴や接し方についてまとめました。
家庭でも職場でも、女性はもっと活躍して良いはず。

今後活躍する女性がもっと増えるよう、職場環境を整えていきたいですね。

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