経営

多分日本で一番ステキな会社を訪問してきました

本日は靴のブランドReGettaで有名なシューズミニッシュ社を訪問してきました。会社は大阪市生野区にあります。

訪問のきっかけは、私が採用関係のセミナーに出席した際に社長さんが登壇されておられ、経営理念に関するお話を聞いているあいだに胸が熱くなり、おもわず電話して、「訪問させてくれ!」とアプローチしたことがきっかけです。

するとなんと、「是非お越しください」とのことでしたので、私のメンターであるコンサルタント田村さんと、同じく私が尊敬する経営者である抱月工業の大久保社長と3人で訪問してきました。大久保社長についての記事はこちらでも書きましたのでよろしければご覧ください。

こちらも日本でイチバン素敵な会社です。どっちもイチバンです笑 一言で言うと 社員をとても大切にする会社さんです。

社長はいわゆる社長らしからぬカジュアルな服装で出迎えてくれました。

全く初対面の3人にとても気さくに会社のことを話してくれました。こちらが高本社長。

https://screen-life.jp/lifestory/story/person027/

会社の理念は全員で作る

ビジョンを策定したのは2015年頃から社員全員で毎日6時間かけて、都合1年くらいかけてああでもないこうでもないと言いながら作った。

もやもやしている社員には社長が直接「なんか、もやもやしてるんちゃうの」と声をかけたそう。

「楽しく歩く人を増やすの”増やす”を漢字にするかひらがなにするか、迷ってるんですよ」

そこで社長は「そんなもん 後でもえーやんか」とは言わず、またみんなであーでもないこーでもないと議論をする。

できた理念がこちらです。

「はっきりいって、無駄でしょ。時間がかかるんです。でも待つことでも進んでいるんです」

そのプロセスを通して、後から振り返ってみた時に、理念をつくったときのことを社員と一緒に思い出すそうです。

社員をものすごく大切にしている

「従業員の従うという字がすでに見下している。社員を従わせるという言葉が私は好きではありません」と高本社長。

社員の方はとても幸せですねと、水を向けると高本社長は次のように話してくれました。

「僕らは本当に事業を始めた時は自宅から始めたです。3階建ての家をね、うちの両親に2階に引っ越してもらって、1階をオフィスにして。

ウチに来てくれた新卒の学生の方がアットホームな会社ですね、とおっしゃってくれますが、アットホームというよりもホームだったんです。

そんな所に来てくれた方を、管理してコントロールして、なんていう発想には絶対になれなかった。

ただし、儲けを放棄しているのとは違う。儲けたら儲からないことに回します。儲からないことをやるには儲けを出さないとだめ。

中途でうちに来た社員はみな、きつい、といいます。全部自分できめないといけないから。僕は目標達成できなかったとしても、追求したりはしません。評価もしません」

すごいマネジメントです。

多目的に使用している部屋を見せてもらいながら、社長にそんな話をきかせてもらいつつ、ふとタオルが壁に張ってあるのが目に止まりました。

「これはなんですか?」

「僕が社員の特徴を捉えてキャラクターにして、それをタオルにプリントして作ったんです」

それがこちら。

何と言うことでしょうか。全員の社員をキャラクターにしてしまうなんて、社員への愛を感じます。

ちなみに下のほうに真っ赤なタコさんがいます。これが高本社長。集中しているときはこんな感じだそうです。

それから、タオル以外にも、社員のフィギュアまで。

頭はドレッドヘアをイメージしているそうです。なんと、副社長はドレッドヘア。

取引先をものすごく大切にしている

大阪市生野区 は家族経営の靴の下請けの事業者が多く集まっているところだそうです。現在では高齢になられた方が多いそうで風邪で休むなどの事もしょっちゅうだそうです。

しかしそういった取引先をものすごく大事にされており、我々が訪問した際中も隣の部屋で、特定の取引先に注文が集中していないか、注文はしっかりまんべんなくいきわたっているか、という内容の会議をされていたようです。取引先を大事にするための会議です。

なんということでしょうか。話を聞いている最中に感動して泣きそうになりましたが、かっこ悪いのでグッとこらえながら、引き続き、会社内を見学させて頂きました。

今日はここまで。つづきは次の記事で!

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