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会社をクビになったら失業保険、退職金はどうなる?実際にクビになった私が徹底解説。

会社をクビになった場合の失業保険は出るのでしょうか、まだ退職金はどうなるのか知りたいところです。この記事では実際に会社をクビになった経験のある私が徹底解説していきます。

結論から言うと失業保険は出ます

クビになって失業保険が出るのか、 心配です

大丈夫。失業保険はクビになった場合でもちゃんと給付されます。

では、失業保険とは何か。改めまして説明しますと、 失業をした時の生活を保障するための給付。失業してお金がなくなったあなたに、生活ができるように国からお金が支給されるということです。

クビになるということは、会社に雇われていた期間があるということですので、 その期間は強制的に雇用保険払っていました。

自分で払っていたわけではなく、 会社が給与から天引きをしていたんですね。 つまりあなたは失業保険を給付するための雇用保険料金を、会社で働いていた期間だけ支払い続けていたということです。

保険を受けることができる詳細な説明はこちら

大阪労働局ホームページ

つまり、一年間の労働期間(雇用保険の保険料を支払っていた)があるということが条件になっています。そしてこの雇用保険には、 あなたはあなたの意志にかかわらず会社で雇用保険の保険料を、給料から天引きしています。

自己都合退職とクビの場合雇用保険の受給額は変わるの?

はい変わります。あなたが雇用保険に加入していた期間、 あなたの年齢により変わります。こちらのページがよくまとまっているので合わせて参照ください。

大阪労働局ホームページ

私の場合は自己都合退職ではなく、会社都合退職です。つまりクビ。理由は人事異動を断ったことによります。

その経緯についてはこちらの記事をを参照ください。

人事異動、辞令の時期や内示はいつ?拒否できる正当な理由3選、解雇もある!?

失業保険の給付される仕組みも知っておこう

失業保険が給付されるまでの流れは 以下となります

  1. 会社に退職届を提出する
  2. 会社が離職票を作成する
  3. 離職票が自宅に届く
  4. 自宅に届いた離職票をハローワークに持参する

会社側が離職票をどのように作成するか、2番がポイントです。離職理由に会社都合、自己都合と書き込むのは会社側です。最もトラブルになりやすいところです。

離職票のイメージ

もし仮にあなたが会社都合だと思っていても、 会社側では自己都合退職にチェックをつけて離職票を送付してくる可能性もあります。

この際は、弁護士にお願いするなど、専門家の助けを借りながら手を打つ必要があるでしょう。

クビには種類があることを知る

実はクビには種類があるんですね。三つあります。

  • 整理解雇
  • 懲戒解雇
  • 普通解雇

それぞれのクビ理由によって、会社都合退職なのか、 自己都合退職なのか分かれてくるところです。

  • 整理解雇: 会社の経営状況が悪化し、 従業員の声を守りきれなくなった時

会社都合退職

  • 普通解雇: 遅刻欠勤を繰り返した業務上の能力が十分でないと判断されたりした時

会社都合退職

  • 懲戒解雇:悪いことをして会社の就業規則に違反をしたとき

自己都合退職

この記事ではクビの種類についての詳しい説明は行いませんので もっと知りたければググってください。

退職金ももちろん出ます

退職金については、退職金がある会社、ない会社があります。あなたの会社に退職金の制度があるならば、 退職金は支給されます。

  1. 確認1 退職金制度があるかないか確認する
  2. 確認2 就業規則、あるいは給与規定や退職金規定、に退職金の記載があるか確認する
  3. 確認3 あなたが整理解雇・普通解雇・懲戒解雇 のどれにあたるか確認する
  4. 確認4 あなたが懲戒解雇の場合、 退職金の支給があるかどうかを確認する

この4つを確認しましょう。退職金制度があることを前提にお話をすると、会社によっては懲戒解雇、つまり悪いことをクビになった場合、 退職金を支払いませんと記載されている場合があります。

懲戒解雇とは、懲らしめて戒めるという字です。(こらしめていましめる) 会社の中で儲けた、罰則規定ですね。

悪いことをしたんだからお金は当然払いませんという考え方の会社の場合は支払われないことを覚悟する必要があるかもわかりません。

ちなみに私がクビになった会社は 懲戒解雇の場合には退職金を支払いません、と記載されています。それ以外のケースでは退職金を支払うことになっています。

最後に

あなたが会社をクビになった場合も、失業保険や退職金が出ることがわかりました。注意するべきなのは失業保険の、離職票を会社が作成するというのがポイントです。

あなたと会社との間で相違があるとトラブルになるポイントがここです。場合によっては弁護士を立てる必要もあることがあります。

自己都合と会社都合では、失業給付期間に大きく開きが出ますので、トラブルにならないように細心の注意を払うくらいで丁度いいかもしれません。

私は過去に3度会社を辞めています。 そのうちの2回はあまり良い辞め方をしていません。1度目は化粧品製造会社を パワハラで退職。

この際は会社都合退職を望み、会社に交渉しましたが、 自己都合退職で押し切られてしまった格好です。

2回目は特に交渉もなく、会社側が会社都合退職で離職票を作成してくれ、クビにはなったものの、円満退職の格好です。

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